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円安になり、海外旅行も料金的にそれほどメリットがないような気がします。韓国も大統領の「嫌日」により、行く気がしません。中国などは勝手に防空識別圏を決め、へたをすると無差別に旅客機も撃ち落されるかもしれません。安全に旅行できるのは日本しかないようです。
この本では「青春18切符」1万1500円を利用して、旅行することを勧めています。切符は5枚綴りになっており、一日一枚、普通電車、快速電車ならいくら乗ってもいいことになります。新幹線や特急は乗れませんが、1日2300円で、あるサイトによると、東京の品川を朝6時ごろ出て、その日の真夜中0時にまで電車に乗っていると、新山口までたどりつくそうです。乗り継ぎ乗り継ぎで計16時間も電車に乗っていることになります。このようなことができるのは体力のある学生しかいないでしょう。この切符はこれら学生にばかり売っているわけではありません。60過ぎのオジサンにも買え、利用することができます。今私が考えているのはこの切符で島根鳥取の温泉を回ることです。
芭蕉も何かは知らないけど46歳で旅に出た。猫や犬も死に際にはさまようように私もフラフラと家から出たい気持ちになる。やがてこうなるとそれなりに納得するでしょう。
「旅に病んで 夢は枯野を かけめぐる」
「マイニング」とは「採鉱」という意味であり、「一段階目は、大量な情報から隠れた法則を見つけ出すこと」、「二段階目は、そこで見つかった法則の中から、使えるものを探し出すこと」だそうです。ウォルマートの売り上げデーターから、オムツと缶ビールの関連性もこのデーターマイニングによって発見されました。
商売をしている私も週初めはお客は少なめだろうというのは経験でわかります。このくらいの商売ではそんなに多くのデーターなどありません。しかし55,6年商売が続いているのですから、創業から今年までの売り上げから経費のデーターがあれば、日本経済の推移がわかるかもしれません。賢い人なら、このデーターから「経済の循環と飲食業界の関連性」なるものを発見するでしょう。やがて「むすび」が売れ始めると、「総会屋」が跋扈するという法則もデーターから「採鉱」されるかもしれません。
コンビニなどはここの商品の売れ具合のデーターを取っているでしょうから、「かっぺびせん」と「牛丼弁当」の関連性もわかっているはずです。アイスクリーム陳列ケースに乗るアホ従業員とその店舗の帰趨なるものもあらかじめわかっていたかもしれません。なにしろ毎日大量のデーターがつみかさなっていっているのですから。
今からの時代はかつての「量よりは質」ではなく、「質より量」ということになります。個々の情報では意味を成さなくても、大量の情報があるとある意味が浮き上がってくるということになります。コンピュータを駆使して、この意味を誰よりも早く見つけ、これを商売に生かしてこそ「勝ち組」に入れることになるでしょう。
アベノミクスで景気がよくなったというのはごく一部でしょう。私の店も相変わらず低迷を続けていますが、この本を読むと、日本ではみ出た人が東南アジアでかろうじて生きているのがわかります。いけいけドンドンのあの景気のいい時代からは考えられないような事態にもなっています。あの金満家の日本人がタイのチェンマイでホームレスになり、本などを万引きして、古本屋に売って生活費にしています。捕まりましたが、あまりにも惨めなので、同情をかって釈放となりました。本人は捕まって刑務所で飯の心配のない生活を願っていたのですが、その願いも空しくまた町に放り出されています。
かつては日本人は東南アジアでは「黄色いバナナ」と呼ばれていました。つまり「外側は黄色いが、中身は白い」「黄色人種の肌の色をしているが、本質は欧米人だと」ところが最近は円安に連動するように日本人に対する東南アジアの人々の見方が、下方に修正されているようです。以前は純朴であった東南アジアの女性も、もてない日本人を食い物にしているようです。年金生活者が東南アジアの地で若い嫁さんを得ると、まず両親が金をねだります。それから親族が金を貸してくれと来ます。それからその地域の寺が寄進を願い出ます。そして日本人が一時日本に帰り戻ってくると、家には何もかもなくなっていて、嫁さんも逃げてしまっているということが多くあるようです。
唯一この本で希望が見えたのは、日本で精神統合失調症の男がベトナムのホーチミン市の太陽の下ではもはや薬を飲まなくていい状態になったということです。日本では受け入れてもらえない人間も東南アジアでは「ゆるい」環境なもので、許容されているのか、無関心なのか、何とかその地に溶け込んでいるようです。この人は腹にできた湿疹を治すために日光浴をしていますが、ベトナムではそのような習慣はなく、子どもたちから「バカ」と言われています。もはやそのようなことを気にかけないほど、この地は統合失調症を寛解させるものがあるようです。
泥棒がつまり窃盗が一番世の中で多い。専業泥棒が日本には3000人いると言っています。それに出来心で泥棒をやってしまう人も数多い。チューインガム一個をスーパーで盗んで捕まった、尊敬される職種の人もいます。
小川泰平の出世は巡査部長に止まりましたが、一貫として「捜査3課」に所属し、「ドロ刑」として30年間勤め上げました。50歳で退職しましたが、何かあったのでしょうか。激務で体力が続かなかったのでしょうか。定年まではまだ10年間もあるのに、退職金がもったいないことです。警察社会の階級世界に嫌気がさしたのでしょうか。しかしこの本で見る限り、警察に対する愛着があります。厳しい環境の中でも、ホッとする場面もあります。泰平が駆け出しの頃、おっかない上司の湯飲み茶碗を割ってしまって、謝ります。
『「森田部長、申し訳ありません。湯飲みを落としてしまい、割ってしまいました」・・・森田部長は周りの刑事連中に全員に聞こえるほどの大声で、「なに!落として割ったぁ」と怒鳴ったのだ。と同時に周りの刑事からは笑い声が上がった。・・・しかし森田部長は笑顔で、「落とした。割った。いいじゃないか、ドロ刑にはつきもんだ」』
言葉の上でも縁起を担ぐ世界だと思われます。海千山千の犯人の供述をとるのは並大抵のことではありません。泰平が扱った中にただ一人黙秘し続けて供述がとれなかった病院荒らしがいました。この経験が何年後には「落としの小川」と言われるほど「役に立った」ということになります。
しかしながらこの警察世界に於いてもコンピューターの進出はとどめようがなく、「ドロ刑」のカンもコンピュータに取って代われつつあります。裁判をするには確実な物証がなければならず、供述だけでは裁判を維持できない状況です。コンピュータの進出でそれを使い切れない小川泰平とって(私の勝手な思い込み)、もはや警察社会はあの牧歌的な犯人と刑事の人間的つながりがなくなったと思い、もうこの職場にいられないと思ったかもしれません。
「離散数学」なるものはコンピュータの発展とともに出来上がってきたものだそうです。純粋数学のようにきっちりとして隙間がないような建物ではないようです。
「モデル化にこそ、離散数学が大いに役立てられるべきだと考えています。モデル化に際して、必要な要素だけを抜き出し、できるだけ少ない計算数で近似値を導き出すというのは、まさに離散数学の本質的な役割であり・・・」
予測などはこの「離散数学」の得意分野になっています。インターネット時代、あらゆるところにビッグデータが溜まっています。このビックデータからある意味を引き出すのにこの「離散数学」が使われます。アメリカのウォルマートのビッグデータからオムツと缶ビールが関係があるとわかりました。かさばるオムツを買うときには、主婦は旦那に車で乗せてもらって来ます。すると主婦はオムツを買いますが、旦那はついでに缶ビールを買うということになります。オムツと缶ビールを並べて置いたところ、売り上げが倍増したそうです。
アマゾンでもそうです。お節介にも、「あなたにお勧めの商品」と出てきます。前に買ったものを覚えていて、コンピュータが勝手にそれに類した商品を勧めてきます。グーグルもクリックした状況を見て、その人が興味あるものの商品を広告してきます。われわれのクリック一つでもこれがビッグデータになると、世の中の潮流が見えてくるのです。
今からはこれら溜まりに溜まったビッグデータをうまく活用することで世界の覇者になれるのです。そのためには「離散数学」をマスターしないといけないようです。数学センスない人は今からの世界では生きていけません。私はもうじき死ぬのですから「数学センス」がなかろうがどうでもいいのですが、今から社会に出ようとする若者は大変だ。数学のできないものは「離散家族」の憂き目にあうことは必定です。