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ウィリアム・ノードハウス 気候カジノ

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ウィリアム・ノードハウス 気候カジノ


    経済学とはカネの流れを追う学問だと思われます。タイトルにも書かれているように「この経済学から地球温暖化の最適解」を見つけようとした本です。著者もわかっている通り、この経済学から適用されるものはカネの流れの範囲しかありません。二酸化炭素一トンをいくらにするとかは得意分野でしょう。しかしアマゾンの森のクモやその他もろもろの生物が絶滅危惧種になっていることには経済学では手に出しようがありません。もちろん著者もこのことはわかっており、温暖化は人間の化石燃料の使い過ぎであり、徐々に排出量を減らし、海面上昇、それにより台風の被害など考えて、今から都市機能を高台にうつしたりしないといけないと主張しています。そのような金の使い方をすると何もしなかった時の被害の総額と比べて、少なくて済むという考え方です。この温暖化もある特異点に達すると歯止めの効かない暴走が起こり、カタストロフィーになったらクモや絶滅危惧種だけではありません。人間すら大量絶滅です。そうならないためにも温暖化抑制の為に金を使わないといけないということです。

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