孔子は自分の一生をこう述べています。
「吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして迷わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩をこえず」
ローアン・ブリゼンディーンによると男の一生はホルモンによって、とりわけテストステロンによって左右されます。15の思春期はテストステロンが子供時代より20倍も増え、勉強どころではなく、性的に悶々とする時代です。
三十代になると子供が生まれ、攻撃的なテストステロンが少し弱まり、その分、自分の子供を保護するようなホルモンが出始めます。
四十の中年期、テストステロンが徐々に少なくなりますが、かえってそれが焦りになり、魅力的な女性が現れるとついむらむらとして、迷いに迷います。
五十になるとますますテストステロンが減少し、男性更年期をむかえます。昔では大体このころに死んでいたのですから、俺の一生は終わったなと思ったことでしょう。
六十代になると、女性ホルモンのエストロゲンが増え、テストステロンの攻撃的排対能力が弱まり、包容融和的能力が高まります。妻の言うことも素直に聞くようになります。
七十代になりますと、テストステロンは思春期前の少年期と同じくらい少なくなりますから、孫と遊ぶ、ちょうどいい時期になります。しかしながら七十代になってもテストステロンが強いものがいて、ソープランドでも行けばいいのですが、中には子供にいたずらするものがいます。孔子様のように倫理を守るということができない男もいるのでしょう。