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井上薫は裁判官です。法律の素人に裁判の傍聴を勧めているのです。法治社会はこのように運営されているのだということを知ってもらいたいのです。井上薫も言っているように裁判官には多彩な趣味を持っている人はいないようです。ただ静かに読書している人が多い。おまけに職業柄から、多くの人との交際を避けるようです。おのずと、検察官、書記、弁護士など限られています。同じ法曹の仲間でありながら、それでもあまり親密にならないように注意しています。裁判官で犯罪者になったということは聞いたことがありません。毎夜巷に出てクラブやバーで酒を飲むということもないでしょう。孤独で克己心の高い人たちでしょう。被告を目の前に死刑判決を出すということは憂鬱ことではあります。死刑判決を出していながら、説諭で長らく生きてほしいと言った裁判官もいます。被告が死刑に値する人物であっても、死を下すのは心にとがめるものがあるからでしょう。このような裁判官の苦労を知ってもらうためにも、裁判の成り行きを傍聴してもらいたいと思うのでしょう。