どの世界も一流になることは大変なことです。特に芸能界など億以上もらっている人は少数です。吉本興業の芸人ではギャラガ１円だとか、一週間拘束で１万円だったりしています。もうこれなど手弁当で吉本興業に奉仕しているようなものです。いつか有名になればと思ってがんばっているのでしょう。しかしお笑い芸人など、まじめで頑張っていると見受けられる人ほど、適格者であるとは思われません。やすきよの、やすしのように警察の御厄介になる性格破綻者のほうがお笑い芸人には似つかわしいと思えるほどです。昨今のように未成年の女子のファンがついているようなお笑い芸人を、桂春団治はどう思うことでしょう。

「青臭い女子と乳繰り合うようでは一人前の芸人とは言わんわい。酸いも甘いもかみしめた後家が惚れてきたら、惚れ返す、これがホンマの芸人や」

しかしコンプライアンスの普及で桂春団治のような芸人はもはや存続できないようです。吉本興業自体、最近の不祥事で法令遵守を強化し、破天荒な芸人が出現できないような環境になっているようです。