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この本では何度も円でなくドルで考えないと世界情勢も日本の状況もわからないと言っています。世界の基軸通貨であるドルで日本の成長率を見ると、安倍政権の下では少しずつ上がっていると言っていましたが、実際は下がっているのです。日本の衰退がドルで見るとあからさまにわかるのです。アメリカもEUも中国も韓国も伸びているのに日本だけがマイナスになっています。もはや韓国に追い付かれ抜かれそうなのです。韓国は日本から学ぶべきものは何もないと言っています。輸出立国である日本にとって円が安いということは円に換算すると売り高が多くなるので利益も増えうれしいことですが、ドルで考えてみれば、円安になればなるほど1ドルで買えるものが増えるので、結局日本の資産が流出するということになります。おまけに日本は儲けた金でアメリカの国債を買っています。普通なら債務者は債権者に対してペコペコするはずですが、アメリカは一切そんなことはありません。日本から安い資金を得て、それを世界中に投資し、自国の貿易赤字を上回るほどの利益を出しているのです。中国もアメリカ国債を買っていたのですが、いつの間にか売り抜け、ゴールドに代えてしまっているようです。日本がアメリカの最大の債権国だと言っても、アメリカはいつでもその国債をゴミのように価値のないものに、いざというときにはするかもしれません。覇権国家はいつの時代でも周辺国を泣かせるのです。でありますから、今からの日本人は中国人のように金に換えておくか、価値のなくなる円を持たないでドルに換えておく方がいいと言っています。