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日本にも嫌韓があるようにフランスでも嫌独があるようです。隣国同士は利害が対立するため仲が悪い。今のところEUでフランスとドイツは協調しているようですが、イギリスはEUから抜け出ています。その他のヨーロッパ諸国は力がないため、ドイツの「一人勝ち」になっています。フランスの上層部もドイツに楯突く人物はいなく、粛々とドイツにひれ伏しているだけだとエマニュエル・トッドは嘆いています。いまやヨーロッパ全体がかつてのヒットラーが祈願したもののような、「独裁」、それも戦争をせずにドイツによる寡頭政治に組みしかれた状態になっているということです。やがてドイツが自信を持ち出すと、歴史上でもわかるとおり、政治的に不安定になります。それがやがてロシアと事を構える状態になるのです。
エマニュエル・トッドの考えを援用すれば、東アジアでのドイツは日本ではありえず、中国になるでしょう。日本はアメリカの忠犬ですから、アメリカ、イギリス、日本の枢軸国に対して、ドイツ、中国、韓国が三国同盟を結ぶかもしれません。もはやアメリカ一国では世界を制御できないようになっているのでしょう。
大手建築会社の積水ハウスも騙されたくらいですから、素人など赤子の手をひねるようなものです。弁護士やら司法書士が組んでやっていると、一般の人では手も足も出ません。もう今の世の中には信頼すべきものが何もないとわかります。なぜこんなにも日本では詐欺が多くなったのでしょう。まともな国民生産性を上げないで、詐欺のような生産性を上げるようでは、日本はドンドン国際的な地位を落としていくでしょう。オレオレ詐欺もしかり、どいつもこいつも目先の利益にとらわれて、何十年先の自分がどうなるか考えているものは一人もいない。そうかといって私も何十年先の事を考えて生きていなかったのですが、そうかといって安直に人様の資産を盗もうとは考えもしない。もはや日本人そのものが変わったというほかありません。「おしん」のような日本人はいなくなった。へたに贅沢に慣れてしまっているものですから、苦労をして耐えるというということができなくなってしまっている。むかし広島県出身の首相・池田勇人が貧乏人は麦を食えといっていましたが、いまやカネもないくせに、金持の真似をしてワインなど飲んだりしています。格好ばかり身につけ内実がないのが今の日本人だと言えそうです。
「私はむしろ高等教育自体が愚かしいものに成り果てたといっているのです。高等教育が無用だといっているのではありません。それがもはや知性だとか創造性だとかを発展させるための教育ではなくなっているという問題を指摘したいのです。それはむしろ、体制順応主義、服従、社会規範の尊重などを促すだけの教育になっているのです。私はもっともよい教育を受けた人たちがどんどん知性的でなくなっていると思います。」
「試験による選抜制度が確立し権力の座に着く人たち」が統治するフランスは「政治的にも経済的にも失敗し」ていると、エマニュエル・トッドは言っています。これは日本でも言えることで、失われた30年間、メイドインジャパンの製品はガラパゴス化し、売れなくなり、賃金も後進国並みになり、労働生産性では韓国にも抜かれています。大学世界ランキングを見ても中国の精華大学やシンガポール国立大学などがアジアでは上位を占め、東大で24位です。
どうも日本の学生は受験勉強で燃え尽き、大学中は余り勉強をしないのではないかと思われます。論文の数も特許の数も中国や韓国に抜かれています。財務省の役人のように上に忖度するだけの小賢しい人間ばかり増えているようです。
私の小さい頃は西部劇をよく見ていて、インディアンが悪の象徴でした。ジョン・ウェインなどが演じる騎兵隊がインディアンをバッサバッサと殺すのを喝采していました。長ずるに従って本当の悪党は白人だと気づきます。勝手に入り込んで、インディアンの土地を取上げ、抵抗するインディアンを抹殺していたのです。おまけにアフリカから黒人を連れ出し奴隷として使います。このような犯罪の行為の上で「風とともに去りぬ」という映画で見る農業主の優雅な生活ができてきたのです。インディアン関係の映画は「ラスト・オブ・モヒカン」「大いなる勇者」「ダンス・ウィズウルブス」。黒人関係は「ミシシッピー・バーニング」「ドッ・ザ・ライト・シング」「カラー・パープル」
日本人の移民もアメリカでは迫害された少数民独のひとつです。第二次世界大戦で日本人は強制収容所に入れられました。ドイツ系はそういうことはないのに、有色人種の日本人はルーズベルト大統領によってそうされました。「ピクチャー・ブライド」「愛と哀しみの旅路」、同じ黄色系の中国人の「ジョイ・ラック・クラブ」という映画が解説されています。
ユダヤ人も遅れて入ってきた移民です。ドイツ、東欧、ソ連から迫害を逃れてアメリカに渡ってきました。「紳士協定」「質屋」「敵―ある愛の物語」ヨーロッパでもアメリカでもユダヤ人はやたら差別を受けています。根本は同じ宗教なのに、旧約、新約聖書にわかれたもので、その敵対心は部外者にはわかりにくいものがあります。おまけに同じ根本から分かれたイスラム教も絡まって、宗教戦争は終わることがないようです。
同じ遅れた移民イタリア系の人々もアメリカでは軽蔑の対象です。その対抗策のためにマフィアができています。どの少数民族も固まり身を守ろうとしています。日本人街もそう、中国人街、最近では韓国人街など一箇所に住む傾向が強い。「死刑台のメロディ」「ゴットファーザー」
アメリカの人種問題騒動をみると、もはやアメリカは分裂国家になっていて、世界をリードする大国としての資格を失っているのではないかと思われます。
「ローマを見てから死ね」からか、「この映画を観ずして死ねるか」という人もいます。淀川長治も、「映画って本当にいいものですね」といっているような気がします。ほかの映画解説者かもしれません。映画を観ると少しその国がわかるような気がします。観た映画もありますが、大部分は見ていないものです。YouTubeで観るために、映画の題名をメモしておきましょう。
「ある愛の詩」「フォレスト・ガンプ」「エム・バタフライ」「カラーパープル」「理由なき反抗」「ガラスの動物園」「ひとりぼっちの青春」「華麗なるギャビット」「センチマンタル・アドベンチャー」「カサブランカ」「地上より永遠に」「トラトラトラ」「帰郷」「ソフィーの選択」「ウェストサイト物語」「天と地」「マディソン郡の橋」「ブラム・ストーカーのドラキュラ」「スカーレットレター」「フィッシャーキング」「ターミネーター2審判の日」「ペーパー・ムーン」
「エム・バタフライ」は現代版「蝶々夫人」であり、白人男の妄想で、東洋の有色人種の女が白人に「支配されることを喜び、不当な扱いを受けてもなおも愛し続けるエキゾチックなオリエンタルの女」というイメージを抱いています。ところが「エム・バタフライ」ではオリエンタルの女が実はオリエンタルな男であったということで、何倍も西洋男の妄想を打ち砕いてしまいます。「天と地」も似たような映画です。蝶々夫人はベトナム人であり、相変わらずアメリカ人男はそのような妄想で結婚しますが、ベトナム女は愛などなく、生き延びるために、子供のために結婚しているだけです。男を利用し、アメリカに行き、身の安全と子供に高い教育を施したいため西洋男にかしづいているだけです。このような欧米の男たちの妄想を見るにつけ、いかに欧米の女たちの要求が高いかがわかります。努力してカネをもたらさない男には用はないということです。このような高い要求に答えられない落ちこぼれの欧米男が東洋にやってきて、このような妄想と為替の関係で安く女を手に入れることができると思っているのでしょう。実際はプアー白人のくせに「西洋覇権主義」の心情をもっているから始末におえない男たちであるといえるでしょう。