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ケインズの経済学がはやった頃、国家が財政投資して、景気を浮揚させる手法がとられました。ルーズベルトのニューディール政策でした。またソ連の五ヵ年計画などで、共産国が資本主義国よりも合理的に経済を運営できるのではないかと思われていました。ケインズよりももっと国家が指導すれば経済成長もでき、豊かになると、スターリンが生きていた頃は全世界がそう思っていました。日本でも、在日朝鮮人たちが、北朝鮮を理想の国と思い、熱烈な思いで、北朝鮮に帰っていった時期もありました。イギリスでも第二次世界大戦が終わり、チャーチルが選挙に勝ってまた首相になるかと思われましたが、労働党が政権を握り、その当時の共産党ブームで大企業を国有化します。ところが国有化された途端に労働者は働かなくなり、赤字が累積し始めます。どこの国でも「親方日の丸」になると、楽をしたりサボったりする人間が増えてきます。ソ連もそう、中国もそう、イギリスもそうでした。イギリスではサーチャーがでてきて、これらの企業を一掃し、民間に売ってしまいます。そこでやっと競争できる企業が育ったことになりました。ソ連などは自国の崩壊を巧妙に隠していましたが、ゴルバチョフに時代には隠しきれなく、あえなくダウンしてしまいます。
その点日本では通産省が貿易に特化して、企業を育てていきます。あっという間に敗戦国の日本が高度成長をとげ、経済の勝利者になります。ところが浮かれきって、バブルをむかえ、不動産投資というギャンブルに手を出します。成金だから金の使い方がわからなかったのでしょう。とうとうそれまで持ち上げられてきた官僚たちは、ここに至って、彼らがいるから日本は発展しないのだといわれる始末です。でも日本は東南アジア、韓国、台湾、中国のいい見本になっています。欧米の植民地になっていたこれらの国々が日本を手本にし、国を築いています。今では中国は日本を抜いています。鄧小平の開放路線が功を奏しました。農民からして儲けることができるようにすると、生産高は何倍も上がり、世界から企業を誘致し、それらの技術を盗んでいきます。パリで鄧小平が留学いていた頃、鄧小平は豆腐のうまい食堂を経営していて、儲けることを知っていました。
「市場対国家」というタイトルですが、国家は市場を完全に支配することはできなし、そうかといって昨今の行過ぎたグローバリズムも少しは歯止めをきかさないと、世界は滅茶苦茶になるのではないかという心配も起こってきます。
マルクス・シドニウス・ファルクスは実在ではありません。ジェリー・トナーが創造した人物です。しかしマルクス・シドニウス・ファルクスの言っていること、やっていること、すべて文献から抽出しているものです。だから全くの空言ではないということです。それにしてもびっくりさせられます。マルクス・シドニウス・ファルクスが花嫁と初夜の時、14歳の花嫁を驚かさないために、まずは肛門セックスをしたということです。
「寝床に入って服を脱がせるとブルブル震えていた。私は自分が優しい夫であることを示そうと、少年を相手する時のように肛門に挿入した。初夜にそのやり方ですませる男も多い。二日目の夜になってようやく普通の契りを交わし、妻の純潔を奪った」
ローマの公設の風呂場では、80歳の年寄りまでも、若い男の肉体を見る目がギラギラしていたと書かれています。実際その場で男同士いちゃいちゃしていたそうです。
マルクス・シドニウス・ファルクスは元老院でまた大金持ちの設定ではありますが、3人目の女の子は妻がどんなにせがんでも捨て子にすることに決めてしまいました。大概捨て子になると、野良犬に食われてしまいます。運がよければ、拾われ、育てられますが、やがて奴隷として売られていきます。それか乞食に拾われ、腕や足を切られたり、舌を切り取られたりして身体障害者になり、乞食にされてしまいます。女の子には持参金をつけないといけないので、たとえ大金持ちでも、二人以上の女の子には持参金が付けられなかったからだということです。
ローマ人の着ている白い布をまいたような服は人間の小便で洗っていました。洗濯屋の前には小便唾があり、誰でもそこで小便していました。洗濯屋も大変だったでしょう。
コロッセウムでの公開処刑は、現代の銃殺刑や絞首刑や高電圧死刑ようにあっという間に終わるような死刑ではなく、神話になぞらえ、いろいろな装飾を施して、民衆を楽しませる死刑になっています。プロメテウスを模して、死刑囚の肝臓を熊に食わせさせたり、オルフェウスのように竪琴を持たせ、合図とともにライオンたちに襲いかかられたりもしています。
戦争にしても、勝って城内に入ると、若い娘の取り合い、美少年の取り合いで、混乱しますが、ローマに征服された後、平和になり、ローマの元で安定した生活ができるだろうとマルクス・シドニウス・ファルクスは断言しています。
柳家金語楼は1901年生まれで、1972年、71歳で亡くなっています。まさしく今の私の年で亡くなっているのです。戦後金語楼がテレビなどで活躍していたのは、50代、60代です。頭髪がほとんどなく、子供ながらにも、えらいじっさんが元気なものだなと感心していました。金語楼はまた発明家であり、下駄に豆電球をつけて夜間でも足元明るいという履物の特許をとっていると自慢していました。また下駄の前歯と後ろ歯に高低差をつけて、坂道でも楽に歩ける下駄なるものも発明しています。でも坂道が終わったら歩きづらい下駄になるでしょう。洒落で作っていたのでしょう。
十代の金語楼は女性にもてまくり、今で言うアイドルです。17歳で、「町の芸者家の、主人でもあり相場師で、数十万の金持で、しかも38歳で、器量のほどは12人分」の未亡人に囲われ、2年間、この女性にセックスで精気を吸い取られ、ガリガリに痩せこけ、周りから死ぬのではないかといわれ、未練を断ち切り男妾をやめました。それから心機一転、芸道一筋・・・とはいかないで、日本全国、中国のハルピン、大連「そこかしこ」とセックスしまくっています。女性と遊ぶのも芸のうちというほどですから、これらの経験はそれなりに芸の肥やしになったのでしょう。戦後でも金語楼は兵隊落語をやっていました。眉毛が下がったあの丸顔ですから、この本にも書いてあるように、上等兵からお前の顔はたるんでいるという理由でいつもビンタを食らわられて、つくづく自分の顔は兵隊向きではないなと悟っています。戦後は戦後で進駐軍のアメリカ兵に帽子を剥ぎ取られ、禿げ頭をペシャリと手で叩かれています。金語楼の顔は叩きたくなるような顔かもしれません。しかし高座や舞台でのこの顔は何もしないでも笑える顔になっているのです。こうなるまでは、人知れず長い研鑽と努力があったのでしょう。ただぼんやりと過ごした人ではありません。
西勝造は戦前、西式健康法で名をなせた人です。「金魚運動」とつけられた、寝転がってする体操などが良く知られています。東京市の技師ですが、この健康法を広めるためにやめています。解説でも述べていますが、賛成者も多かったが、反対者も、特に医師界の人々の反対が多かったということで、手相の本を出すと、反対者たちは西の言っていることは迷信に過ぎないと安心したということです。解説者によると、この手相の本は、医師界の「矛先をかわす隠れ蓑」だったということです。
この本では、Ⅰ手相新解、Ⅱ 専門家のための手相経典 原著サン・ジェルマンと別れています。Ⅱの章では、訳書ということですが、忠実に原著を訳しているのではなく、西の言い分がかなり含まれています。とくにⅡは図版がほとんどないので、本文を読んでもよくわかりません。もともと「数百の図」があったのですが、割愛したということです。手の線の結びつきによっては、裁判に勝ったり負けたり、付き合った女がとんでもない女だったりすることがわかるというようなことも書いています。旅先で、船の事故で死ぬであろうという線もあり、現代では船よりは飛行機事故で死ぬことになるのでしょう。人生全てのことは手の中にあるということになります。
西勝造の十訓というものがあります。
1、広い心を持つこと
2、深い情けを持つこと
3、みんな仲良くすること
4、喜ぶ心を持つこと
5、色は匂えども散るもの
6、向こう三軒両隣が大切
7、長い目で見ること
8、柳に風折れるなし
9、越されぬ河は越えぬこと
10、 時の過ぎぬまに働くこと
こう思っても出来ないのが人間かもしれません。
これは2016年4月25日にアップしています。2年も経つと、何もかも忘れ、新しく読んでいるようでもあり、どこか読んだような気もしながら、読みました。
最近の科学ニュースで、日本列島は2500万年前からユーラシア大陸から離れ、西日本は朝鮮半島と陸続きで、やがて1000年前から東北地方や北海道が隆起し、1000万年~850万年と、450万年に太平洋と日本海がほとんど分離し、海水の行き来がなくなったという研究発表がなされています。百年の生きられない人間にとって、1000万年という時間は想像もつきませんが、46億年もの地球の歴史を見ると、この1000万年はあっという間でしょう。1000万年後の地球はどうなっているのでしょうか。またふたたび全ての大陸が一つの大陸になるという予想もあります。灼熱の気候になっているのか、寒冷化になっているのか、それよりも人類は存続しているのだろうか、わからないことばかりです。
今年のノーベル賞受賞者が、もっと基礎研究に予算を回してくれと言っていました。将来何の役に立つかわからない研究も、何十年も先にいろいろな副産物が生み出されるかもしれません。地球科学も何の役に立つわからない学問ですが、将来日本海の蟹の養殖に多大なヒントを与えてくれるかもしれません。