[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
アメリカでは妻の収入のほうが夫の収入より上回っている世帯が4割あるそうです。町山の妻もアメリカの大学院を卒業し、IT企業に勤め、町山は家で主夫をし、掃除洗濯を担当し、時には物書きのアルバイトをしています。日本ではこのような男は「ひも」と言われていますが、かつての「ひも」のニュアンスとはちょっと違ってきているように思えます。かつては「ひも」なる男は女を鵜飼のように扱い、売春婦などさせて金を稼がせ、それをむしりとり、それをバクチなどにつかうヤクザのような男です。しかし現代アメリカの4割世帯の男たちは立派な市民であり、強制して妻を働かせているわけではありません。たまたま妻の頭がよく、夫以上に稼いでいるということです。日本ではこういう世帯はあるかもしれませんが、極少数でしょう。どんな優秀な大学を出ても、子供を持ったりすると、今までのキャリアはご破算にされて、主婦に埋没してしまうのが日本の通例です。働き手が少ないので移民を考えているというなら、家にこもっている主婦を活用しなくてはいけません。オバマもこう言っていると前書きで書いています。
「その国が発展していくかどうかは、女性たちの扱い方を見ればわかる。女性が高い教育を受け、女性が平等な権利をもっている国は発展するだろう」
この本が出来たのが2013年12月31日です。それから今は一年と半年が過ぎています。今のところ株価も高水準に推移し、円安は123円になっています。やがて1997年のように円が145円になり、消費税導入によって景気が冷え込み、それによってアジアの通貨危機が起こり、株価も9000円を割り込むようになると言っています。黒田日銀はこれに対しますますの緩和策をとり、じゃんじゃんと一万円札を刷り上げます。円安が止まりません。これによってアジア地域の「破滅的な経済・金融危機」を招くことになります。
今の株高も円やドルを刷り上げて有り余ったお金が株に流れ込んでいるだけです。株価は個々の会社の実態を表しているのではありません。世界の株取引はカジノ化しているのです。みんないつ売れ抜けるかを窺がっています。使い切れない有り余った金で金持たちはギャンブルしているのです。貧乏人がなけなしの銭をつぎ込んで株を買っても勝てるわけがありません。貧乏くじを引くのはいつも貧乏人です。
Youtubeで資産210億円もある28歳の男をやっていました。学生時代160万円ではじめた株取引で、10年も経たないうちに資産を210億まで増やしたそうです。他人の発注ミスで一時間のうちに20億円ももうけた男です。秋葉原でビル二件も買い、億ションのマンションにすんでいますが、昼食はカップラーメン、夜は近くのうどん屋で食べ、ほとんど一日中パソコンの前に座って株の売買をしています。物ほしそうな女のタレントが恋人はいないのかと聞いていましたが、この男がいないと言うと、この女性タレントはミニスカートを上げ、欲しげもなく自慢の大腿部を見せるように座っていました。このようなものを見ると、私ははやく恐慌がやってくればいいのにと思ったほどです。とはいってもこの目ざとい男は早めに察知して、被害を最小限に留めるでしょう。反対に大儲けするかもしれません。株価が上がろうが下がろうか儲かる仕組みがあるそうで、多分クリックの速さで儲けを引き出すのでしょう。
よくよく考えてみると、恐慌になって一番困るのは金のない私のような者だと気づきました。いまのところ「アベノミクス」は破綻まではいっていないようですが、著者が言う「アベコベミクス」にならないように願うばかりです。
小谷野敦は「比較文学」の専門で、日本史の専門ではありませんから、「俺の日本史」の題名どおり、他人がどう思おうとも自分はこう考えるのだという日本史です。傍証としてテレビの大河ドラマを数々援用しています。ある面この本は俳優たちの評価表とも言えるでしょう。この本を出す前に「日本人のための世界史入門」を出したのですが、アマゾンの匿名批評で、「上から目線」の何様野郎だと言われ、『人を「上から目線」などと言う、頭が悪いのにプライドばかり高いやつらへの嫌味』も込めて、このタイトルをつけたそうです。「日本人のための世界史入門」は13万部売れたそうで、この印税だけで3000万円くらいあるでしょうから、当分の間、大学の講師などといったアルバイトもしなくても食っていけそうです。おまけにこの二番煎じの「俺の日本史」も売れれば、小谷野敦も売れっ子ライターとしての地位を獲得して出版社からひっぱりだこになりますから、もはや権威はあるがそれほど給料が高いわけでもない東大の教授になる野望も色あせたものになるでしょう。テレビに出てコメンテーターの列に加わり、「頭の悪い」他のコメンテーターをバシバシと切ってもらいたいものです。
この前読んだ本で小谷野の「大河ドラマ入門」のなかで、時代劇なのに「上杉の攻撃は来週あたり」というセリフに、来週などという言葉は明治以後に作られたもので、戦国時代には使われない言葉だと文句を言っていましたが、ある人がこれは「来春」ではないかという指摘があり、これに対し小谷野はDVDをリプレイしやっぱし来週と聞こえるといい、時代劇だったら「来春」(らいしゅん)とは言わないで、「らいはる」と言うであろうと主張しています。私などこのような小さなことはどうでもいいだろうと思いますが、学者はやはり考証の的確さで自身の価値が決まるのですから疎かにできないのでしょう。
「愚かな決断、判断の誤りは気の迷いから生じ、気の迷いは経済的な困窮に誘発される」
この検証のために「ジオ・エコノミクス」(地勢経済学)を利用しているのだと言っています。
国民が貧窮すると、過激な「イズム」にすがるようになるようです。上念はその証拠に「ナチ」のヒットラー、近衛から東条にいたる大政翼賛会の日本、つい最近の民主党の政権剥奪等です。「パンが食えなくなると、パンを与えてくれそうな人についていく」というのが民衆のさがです。栄養失調で頭のボケた人間には「絵に描いた餅」も本物の餅に見えてくるから、後先なしに考えることもなくこれに飛びつくそうです。
真珠湾攻撃を画策した山本五十六は海軍で史上最低の将軍だと断言しています。その理由はこうです。
「山本五十六はわざわざ真珠湾まで出かけていって、占領もせず帰ってきました。しかも日本海軍の手の内を全部見せて航空作戦の重要性をアメリカにわざわざ教え、アメリカ人のやる気まで火をつけてしまいました。バカ丸出しです」
もともと海軍はフイリッピン付近でアメリカの艦船を呼び出し、艦隊決戦をする作戦でした。戦艦の砲撃術は当時日本が最高のレベルであったと上念は言っています。ところが五十六の作戦によって、航空機の重要性をアメリカに知らしめ、航空母艦による航空機の攻撃に戦いのシフトを変えてきたというのが上念の論旨です。
私が思うには真珠湾攻撃があってもなくても、航空機の戦略はヨーロッパでの戦線で知られてことであり、これからの戦争は飛行機が主力になるということはわかっていたということです。山本五十六も「貧すれば鈍す」ということで、電車賃まで投入して馬券を買う貧困者のバクチ人とかわりません。もちろん五十六はアメリカの工業力はわかっていたことでしょうから、これはもうやけくそといっていいものかもしれません。
ここでまた格言ができました。「貧すればやけくそになる」
あとがきでも言っているように、鳥居の意味ははっきりとわからないということです。「通り入る」から「トリイ」になったという語呂合わせ論もあります。フロイト流にこれは女性器をかたどったものだという説もあります。神社の前に鳥居がありますが、その通り道が「参道」であり、女性で言えば「産道」であり、鳥居は「出口」であり、まさしく女性器です。柱が二本立っていて、これは外陰唇であり、その間が穴であり、上部に二本の横柱があり、その真ん中に額があります。二本の横柱は陰毛であり、額はクリトリスになるでしょう。では男性器は何に当たるのだといえば、神官が振り回す大幣となるでしょう。白木の板がペニスで、板の先につけられた白紙がほとばしる精液と比喩されるでしょう。神官は鳥居を潜る抜け、神殿の前で大幣を振り回します。つまりこれはクライマックスということで、子宮口に精液を降り注いでいる状況を表しているのでしょう。神道の儀式も豊穣祈願でありますから、人間も作物も地にあふれかえることを願っていることになります。
漢字の「天」「井」をかたどったという説もあります。鳥居ということから、鳥を止まらすための建築物だという人もいます。昔から空から舞い降りる鳥は神の伝言者と見られています。古事記ではヤタガラス(八咫烏)、長鳴鳥が有名です。ヤマトタケルも死後白鳥になっています。
いずれにしても鳥居は神の領域と人間の領域を分ける区切りとして意味を持つものだといえるでしょう。天と地、生と死の門だともいえるでしょう。