忍者ブログ

読書

ロバート・A・ジョンソン She神話に学ぶ女の生き方

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

ロバート・A・ジョンソン She神話に学ぶ女の生き方


        ギリシャ神話でプシュケ、エロス、アフロディテの三人が登場する物語から女の生き方を問うています。三人姉妹の一番下の妹プシュケは美人の評判が高く、美の女神アフロディテの嫉妬をかい、アフロディテはエロスに、この世で最も醜い動物と結婚させるようにと命じます。ところがエロスがプシュケの寝顔を見て自分の矢を自分の指に当てます。エロスはプシュケを恋することになります。エロスはプシュケに対して決して見てはいけないし、詮索してもいけないと命じます。ところがプシュケの姉たちがやって来て、相手が誰かを調べるためにランプを置くことを勧めます。エロスがやってきた晩、エロスが寝たところを見計らってランプをともします。そこには神々しいエロスがいて、プシュケははじめて愛情を覚えます。エロスは自分の姿を見られてことでプシュケから去り天上界にいる母のアフロディテのもとに逃げ込みます。アフロディテはプシュケに過酷な仕事を押し付け、そのたびごとに誰かに助けられ克服していきます。最後にはエロスがギリシャの最高神ゼウスに頼みプシュケを助けてもらいます。プシュケは「喜び」という子供を出産してハッピーエンドになるという神話です。

まずプシュケの結婚ですが、アフロディテの差し金で為された神託により、山頂の岩につながれ醜い動物にさらわれるということになりました。つまり死を賜るということです。別の言葉で言えば、自由な娘から拘束の多い女になるということです。

エロスを見てはいけないということは、古来の男の作戦かもしれません。女を無知のまま置いておけば、家庭の波乱はまぬがれると思っていたのでしょう。ソクラテスの妻のように旦那にがみがみ言うようになっては、家庭に腰を下ろすことができず、仕方なく街中に出て、ああでもないこうでもないと議論するほかなかったのでしょう。

アフロディテとプシュケの関係は姑と嫁の関係です。姑が生きている間嫁はいびり続けられるということを覚悟しないといけない。子供を生んで初めて何とかその家に馴染むというところでしょう。

過去も現在もアメリカの大統領がバイデンになったとしても、つらいことは変わりないようです。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R