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このような人もいることをこの本では紹介しています。でもあまり豊かな生活とは思われません。またある人は農地とその家を買い、畑を耕していますが、畑で食っているわけではなく、年金か別の収入があり、それで生活できているのです。やはり年を取ると便利なところがいい。いくら野菜を近所からタダでもらい、イノシシの肉の塊をもらったとしても、近くにスーパーがあり、食べ物屋や、病院があった方が楽であることは間違いありません。体力がなくなった老人には草刈だって大変な仕事です。若者ではシェアハウスして住居費を安くあげていますが、これも我の強い年寄りには無理なことです。他人に合わせて生活する余裕など年寄りにはありません。ただでさえ被害妄想の激しい老人たちですから、きっとカネをとられたという紛争が起こるでしょう。おまけにおじいちゃんおばあちゃんがシェアハウスしようものなら、痴情事件も必ず起こるでしょう。
戦後日本は最初「理想の時代」封建的なものから民主主義を目指す時代、「夢の時代」とは高度成長時代で、だれもが豊かになれると錯覚していた時代、「虚構の時代」とは消費の時代でありそれがバブルではじけ飛んだ時代です。で、今は「バーチャルな時代」で、何もかもスマホ=魔法に閉じ込められ、それに対して「リアル」に生きることを目指す人たちが、この本で紹介された、シェアハウスする人や農地を買って畑仕事をする人や100万円で家を買い週3日働く人ということになります。魔法に閉じこまれて生活する人もリアルを目指して生活する人もどちらも基盤は危ういものだと感じられます。