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坂元宇一郎 顔相 人間関係学

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坂元宇一郎 顔相 人間関係学


昭和を感じさせる本です。坂元宇一郎は永らく丸紅の人事課にいた人です。会社の様子はいろいろトラブルもあったでしょうが、全体的な和気藹々として、余裕も感じられます。大企業の丸紅にいたせいでしょうか、こせこせとしたとろろがなく、顔相で入社を決めるくらいですから、少し笑ってしまいます。中国の伯楽を気取っているのでしょう。漢人はこのようなことが好きで、子供時代にその人物が将来天下を取るであろうと占った占い師の話がよくあります。坂元宇一郎も顔相を見て入社試験で落ちかけた学生を敢えて入社させ、これが東南アジアの販路を一挙に拡大したという話を載せ、自慢しています。戦前には山本五十六海軍大将が手相・顔相の愛好家で、これが良くあたるという評判でした。軍人で自分の死や運命を考えると、たとえ合理的な精神を身につけても、それだけでは割り切れないものを感じ、うかがい知れない天の気なるものを会得したいと思うのでしょう。昭和も遠くになり、平成、令和になり、会社もAIで囲まれた殺伐とした環境になっているようです。もはや人間的なつながりも希薄になり、自分のことで精一杯で余裕が見られません。これでは視野が狭まるだけです。目が細い?寒さと砂漠の粉塵で目が細くなっている。これはモンゴリアンの特徴だ。ここで坂元宇一郎のお出ましだ。モンゴリアンには2種類あって、顔形が丸いのと四角がある。もしあなたが丸型だったら、資料を作って上司に出すような仕事は不向きだ。ジンギスカンの子孫だから、馬に乗って荒野に進出すべきだ。このように考えると少しは目も開いて視野も広くなるのではないでしょうか。
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