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村上嘉実 中国の仙人

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村上嘉実 中国の仙人



    咆朴子、本名葛洪4世紀初期の人で、後漢が終わり、魏、呉、蜀がお互いに争い、やがて西晋から東晋にまとまりかけている状況のときです。軍に入り、反乱軍を押さえ込んだ手柄で、東晋から邑200戸を与えられたとあります。それから仙道を極めるために広州に家族共々と行き、そこで81歳まで生きたということです。

我々が仙人で思い出すのは、三木のり平の久米の仙人のコマーシャルです。桃屋のらっきょの宣伝をしていました。久米の仙人とは女の股くらを覗き込んで、空から落ちたダメ仙人です。仙人になれば空を飛ぶくらいは朝飯前で、もはや死ぬこともなくなります。だから秦の始皇帝や漢の武帝は不死を約束する「金丹」の製造を仙人に求めて、大枚をはたいていましたが、だれひとりそのようなサプリメントを作くれるはずがありません。始皇帝などは水銀など飲まされて、かえって早死にしたのではないかと言われています。日本に流れ着いた「徐福」も、始皇帝から金をもらい「金丹」製作の材料を求めて日本に来たと言われています。

仙人思想は道教から生まれ、国は表向き孔子の儒教で家は統一されますが、裏では

個人は自由闊達な老子の道教に憧れ、空と飛ぶとか、未来が見えるとか、それよりも永劫に死なないということが漢人の要求にピッタリあって、仙人になると、天女が舞い降り、いたせりつくせりの介護をしてくれ、食事の世話、セックスの相手までしてくれるのだということで、現世利得に目ざとい中国人には最も好ましいものだといえるでしょう。

しかしながらこの中国人の夢も最近の科学の発達により、夢ではなくなり現実味をおびてきています。遺伝子操作で150歳くらいまでは長生きできそうです。

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