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新保良明 ローマ帝国愚帝列伝

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新保良明 ローマ帝国愚帝列伝


   年代順にカリグラ、ネロ、ドミティアヌス、コンモドゥス、カラカラ、エラガバルス。分類としては、カリグラとエラガバルス帝が淫蕩、ネロとコンモドゥス帝が放埓、ドミティアヌスとカラカス帝が残虐帝となっています。ネロの狂態はよく知られたところで、母殺し嫁殺し先生のセネカも殺しています。元老院も何人も殺されています。芸術愛好家で自ら舞台に立っています。おまけに性の領域は広く、ジャニーズ事務所の死んだ社長も真っ青な顔になって逃げるくらいです。このような愚帝が出ても、ローマ帝国が長く続いたというのは、「小さな政府」だったからだそうです。広い国土を征服しても、税金さえ払えば、あまり細々しいことを言わなかったからです。要するにその地の支配者を派遣しても少数であり、その地の慣例を尊重し、今まで通りの生活を維持していたからです。

プーチンは死後賢帝であるのか愚帝であるのかどっちでしょうか。といっても核兵器を使用すれば世界は終わりなのですから、それらの評価も意味がなくなるでしょう。

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