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生物学に理論物理学の大統一理論のようなものをもたらそうとしているのが渡辺佑基です。多様な生物を一括りにするような、簡明な数学形式で、つまり一つの公式で、表現したいと思っているのでしょう。ダーウィンの進化論も言葉の上での公式ですが、それを数学的な公式に置き換え、今までの進化の在り方もまた将来に向かっての進化の在り方もこの公式に当てはめればすべてお見通しなるというところまで行きたいのでしょう。生物学にもアインシュタインの有名な公式に似たものがあります。生物の代謝量を現した公式です。体重と代謝量と体温の関係の公式です。
「体の大きさと体温さえ決まれば、コガネムシであれシジュウカラであれツキノワグマであれ、エネルギーの消費量(代謝量)が決まる。その代謝量が決まれば生活のスタイルが決まり、成長速度が決まり、寿命が決まり進化のスピードさえも決まる。そもそも生命活動は化学反応の組み合わせであり、物理と熱力学の法則に基づいてエネルギーを発生させている点においては、地球上のどんな生物にも例外はない」
北極海には大人になるまで150年、寿命は400年に達するサメがいます。もちろん体温も低く、もっそりと動くか動かない生活をしており、代謝量も低く、餌も何日かいっぺんくらいしか食っていません。ネズミは自分の体温を維持するために絶えず食っていなければなりません。結局このサメとネズミの代謝量を比較するとほぼ同じになるのではないでしょうか。人間だって、若いころから激しい生活をして若死にする人と、ぼんやり、のんびりと100歳まで生きている人の代謝量を比べてみたらほぼ同じということかもしれません。