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八木澤高明 日本殺人巡礼

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八木澤高明 日本殺人巡礼


    この本で一番印象に残ったのはネパール人男だ。日本人女性と結婚し、女性の実家の近くでカレーライス店を開き、合わせて自分たちで作った彫金を売ったりしていたが、1年少しで妻と自分の娘を殺したという事件だ。この女性は彫金を習いにネパールに行き、そこでこの男と出会ったのだ。ネパール語がしゃべることはできなく、絵入りの会話帳で意思疎通を図ったのだが、この程度の言語能力で結婚まで至ったのは、大胆すぎるというものでしょう。

日本人女性の国際結婚感は、相手が先進国の白人男性か、後進国のアジア系男性と、二つで様子がひどく違うように思われます。白人男性に対しては、日本人女性に対して常々言われている、順応で、やさしく、文句も言わなくて、耐える女を演じて、西洋女よりコストパフォーマンスの安い経済的にお得な女を強調しているようです。ところが、アジア系になると、若くて、元気よく、日本人女性を支えてくれる男を欲しがります。まるで自分がお姫様になったような気分にさしてくれるサービスのきいた男です。経済格差にもよりますが、それ以上にいまだに舶来志向から抜けきっていないのでしょう。ニコラス・ゲイジと結婚した日本人女性は彼よりも30歳も若いのです。アジア系の男に対しては、決してこのような年差のある男とは結婚しないでしょう。

八木澤はこのネパール人に対して現地調査をしていて、10代から窃盗強盗強姦などしていて犯罪歴の多い人物で、おまけに結婚もしていて子供もいるということです。やはり絵入り会話帳だけでは相手を深く知ることができません。ネパール人にとって日本は金のなる木だと思っている節があります。実家で義父から土の整備を頼まれたが、何もしていません。ネパール人にいうところ、カネを支払ってくれない仕事などやりたくないということです。その土運びも自分の店を使いやすくするためなのですが、まるで自分が奴隷扱いをされているように感じているのです。だから結婚して子供を産んだのもカネになると思っていて、日本に来たのも、全然収入がなく、国に仕送りができないので、当てが外れて様です。

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