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歴史ではたくさんの資料を読み込むと、歯切れが悪くなります。人間だれしも矛盾だらけで、今思ったことと、ちょっと後で思ったことが全然違うこともあります。ましてや死んだ過去の人たちの思いなど、日記などを通して推量するしかないのですが、その当時のシチュエーションがすべてわかっているわけではなく、おのずと断定的な文言を控えることになります。ここではトルーマンの日記です。原爆を落としたのはソ連を牽制するためだったとかという問題です。アメリカ一国で日本を占領したいと思ったかということです。ソ連が参戦することで、トルーマンは日記で「これで日本は終わりだ」と書いています。米兵の死傷者が少なくなるのを喜んでいるようにも思えます。どちらが正しいのでしょうか?
原爆は人体実験かという問題もあります。はじめドイツに落とすのが日本に変わったということは人種差別からだという人もいます。原爆が使用できるようになったのはドイツが降伏した後ですから、そうでないようにも思われます。昨今のコロナ蔓延でアジア人ヘイトがいかに激しいかがわかりました。ルーズベルトも終戦後の日本を農業しかできないように、すべての工場を破壊しつくすべきだと唱えていました。広島市の比治山にABCCというアメリカの施設がありました。原爆の調査をしていました。しかし治療に一切はしていません。調査の内容は日本に知らすことなしです。この本の著者は、人体実家か人種問題かということに関して、曖昧なままです。正確さを重んじる歴史家にとって、こうだと断定するのはなかなか難しいものなのでしょう。
現在どこの国の企業や団体であろうとも、決済でドルを使用するものは、アメリカの法律が科せられます。これはテロ支援国家の経済的断絶を目指したものですが、どうも著者の唇からは、恣意的に使用され、その賠償金を目当てに自分たちの生活を豊かにしようとするものではないかという気持ちが感じられます。カナダ、イギリス、日本、フランスなど軒並み制裁金を払っています。フランスの銀行などは1兆円もの罰金を支払っています。この支払金を何に使ったかというと、ニューヨーク警察職員一人一人にアップルの携帯電話機をもたしたりしています。アメリカ財務省の、この件で貢献した人物の事務所のジュータンを豪華なものにしています。このようなことができるのは今のところアメリカが強国であるからです。ドルが世界の基軸通貨になっているからです。1960年代、基軸通貨はイギリスのポンドからドルに変わりました。その時の国民生産高は、アメリカはイギリスの4倍あったそうです。現在のところ中国はもう少しでアメリカの生産高に達しようとしています。人民元が世界の基軸通貨にはなれそうもありませんが、中国ではデジタル人民元を作り、ドルを介さないでも取引ができるような仕組みを模索しています。ある面仮想通貨もドル体制を揺るがすものになるかもしれません。いつまでもアメリカの横暴がつづくとは思われません。
FBIは設立当初から電話盗聴、拷問、押し込み強盗など不法捜査を行っていました。ニクソンのウオーターゲートで、それら違法捜査では裁判が成立しないとなりましたが、でもいまだにFBIは同じことをやっているようです。何しろ相手がロシアのスパイやテロ組織あいてですから、柔らかい対応などできるはずがありません。相手の秘密を握っているということは強いもので、ケネディ大統領すら、若いころからの女遊びのファイルが作られていて、フーヴァーは大統領の会談の時、ちらっともらしたりして、FBIの組織の改革をさせないようにしていました。次期のジョンソン大統領などはフーヴァーに張り付いたような政治をおこなっていました。黒人指導家キング牧師など寝室までも盗聴器が仕掛けられ、演説は至極真面目にやっていますが、彼の性生活は変態そのものだったとわかります。ヨーロッパ諸国やアメリカがこのように謀略戦にたけ、まじめ一方で融通の利かない日本をこれらの国々がいいようにあしらったかを知ると、日本もそろそろ性格の悪い人間を育成しないと世界に伍していけないように感じます。
終戦記念日を前にして日本歴史の最大の失敗、愚行を考えることも必要です。我々が受けた歴史教育によると、暗愚な陸軍や海軍によって戦争が引き起こされ、民主主義のアメリカの二発の原爆で目が覚めたということになっていました。統帥権を盾にとって、軍部が柔軟な外交をなしえなかったことにもよりますが、それ以上に最近の資料からクレムリンの謀略で太平洋戦争が起こされたという見方も出ています。ルーズベルト政権には共産党員がいて、ハルノートのような最後通告にも似た、日本では戦争をしないといけないような要求を書き連ねています。クレムリンのシナリオはアメリカが日本に対して石油を枯渇させ、いがおうにも日本は石油を求めて南進します。それによって満州などの警備は手薄になりソ連はドイツとの戦争に集中できます。おまけに日本がアメリカに先制攻撃すれば、アメリカも戦争の口実ができ、ヨーロッパ戦線にもアメリカ兵を送り出すことができ、おまけにアメリカの豊かな経済力で武器や食料などを回してくれるとクレムリンは読んだのです。この世界大戦の末期日本はソ連に終戦の斡旋を頼んでいました。ヤルタ会談で千島列島までとっていいという密約がなされていたのですから、何と日本は間抜けな国でしょうか。政治に関わる人は視野の広い人に限ります。
この本で一番びっくりしたのは、蚊の目の料理です。あの顕微鏡でくらいでしか見えない目をどうやってとるのでしょうか?蝙蝠を捕まえます。その胃袋を割くと、消化しきれない蚊の目が残っているのです。蚊の目は消化できにくいもので、ほかのものが溶けても、目だけはそのまま残っているそうです。それを水洗いしてスープに入れるんだそうです。中国人は飛行機と机は食わないがほかのものはほとんど食うというのは間違いないようです。人肉など古代からバリバリ食っています。ムツゴロウ先生こと、畑正憲先生は人肉を食いたいと物騒なことを言っています。きょうび、こんなことを言うと大いに叩かれるでしょう。美人の尻肉を食いたいと公言しています。金メダルをかじった名古屋市長河村たかし以上にごうごうたる非難を受けるに間違いありません。ネズミと一緒で人間も雑食だからネズミの肉と同じだろうと推測しています。実際養鶏場でネズミをとらえ食っています。松坂牛にも劣らない味だったそうです。