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斎藤美奈子は新潟の出身です。川端康成の「雪国」の駒子の日本語に疑問を感じています。雪国なら当然新潟弁を話さないといけません。ところが、小説では、東京の「麹町あたりの若奥様さん」風です。新潟弁に訳したのを見ると、広島人には、なにーいうとろかさっぱりわからんのー、です。
また彼女によると新潟人は全国で出稼ぎが一番多い県だそうです。広島県はハワイとかへの移民が最も多い県だと思います。新潟県は女性も出稼ぎし、女工になったりし、それから花魁になったり、私娼になったりし、新潟女性はもち肌で美人が多いというレッテルも張られるようになります。新潟県と言えば田中角栄です。赤瀬川隼「K・T」を紹介しています。K・Tとは田中角栄のことであり、広島カープのような地方球団を全国に作り、地方創生に役立たせるという小説です。新潟のプロ野球の球団名は「新潟コシヒカリ」だそうです。最近のニュースで角栄の次男が自己破産をし、生活保護を受けているということが報じられました。たとえ妾の息子であっても、あんな大金持ちの父親をもったものが、生活保護とは!世の中どうなるかさっぱりわかりません。反対に貧乏人が大金持ちになったりすることもあるのですから、おもしろいともいえます。
殺人事件などのニュースを聞くと、単に殺人者が悪いのだと決めつけますが,傍聴席でその事件の裁判の過程を見ると、殺されたほうも何か非があるのではないかと思われることも多い。母と祖母を殺した未成年の女子では、凄惨ないじめがあったことで、殺さないと反対に殺されるかもしれないという状況にあったということです。
同じような家族内犯罪で、抵抗力のない赤子や2,3歳の幼児を折檻して死なせてしまう親もいます。この本の例では、義理の父親に折檻されて殺された幼女のことが載っています。保護しないと生きていけない幼女を反対に攻め殺すのですから、鬼としか言えないような男であり、その男の行為を放置した生みの母親も問題でしょう。
賄賂をとった公務員や、銀行の金9億円を盗んだ副支店長の裁判が載っています。見栄がなせる犯罪です。厚生省技官とか医者だといって女をだました結婚詐欺師もいます。ちょっと調べればわかることなのに、医者との結婚ということで舞い上がってしまっているのでしょう。
野球選手の清原のことも載っています。執行猶予付きの結審で、今後覚醒剤を使わないことを願っています。
介護疲れで一家心中という事件も多くなってきています。ぼけたりしたら個人の力ではどうしようもありません。そうかといって養護施設などすぐさま入ることはできません。コロナのワクチン接種でも先進国で一番遅れているのは日本だそうで、どうもこの国は世界で最も機能不全が顕著な国なのでしょう。
斎藤美奈子の手にかかると日本人は特に日本人のおじさんはアホばかりいるような感じがします。言論界で権威のあるおじさんはアホの権化です。「NOと言える見本」では石原慎太郎がコケにされています。今この方どうなっているのでしょうか?ボケているという噂もあります。90歳くらいになっているはずですから、「太陽の季節」ほどの元気はないでしょう。中年オヤジの願望で「不倫」というものがあります。バイアグラができたおかげで、「太陽の季節」が戻ってきたと、はしゃいでいます。カネと地位とバイアグラがあれば、若い女の子との「愛」が取り戻せると、確信しているのか、渇望しているのかわかりませんが、斎藤美奈子はピッシャリ、「とりもどせません」と答えてくれています。このくらいはっきり言わないと、妄想猛々しい中年オヤジの願望は止まりません。下手に夢でも持たしたら、この中年オヤジの図々しさはとことんまで突き進んでゆき、手が付けられなくなります。
日本の男性雑誌の読まれ方から日本人男性像がこのようなものであると斎藤美奈子は書いています。
「謹厳実直、仕事熱心、で勉強熱心、周囲への気配りもあるけれど、やや身勝手、出世欲も捨てられないが、保守的で少し小心、そのぶん人知れずストレスをためていたり、外からはうかがい知れない妄想を内に秘めたりする」
この「妄想」は性的妄想にほかならない。カネもないのにできはしないが、日経新聞連載の失楽園ばりの、今日はこんなものを食って人妻とこのようにした、ひなびた旅館に泊まり、あんなものを食って、測位で激しく燃えた・・・
職場ではハラスメントを指摘されれば一巻の終わりですから女子社員には冗談も言えなくなっています。家に帰れば女房から娘にまで病原菌扱いされているようです。逃げ道は雑誌のグラビアかそういった類の記事しかないようです。
しかし雑誌も売れなくなってきていて廃刊することも多くなってきています。男らしさの牙城であった雑誌に逃避することができなくなった日本男子はどうすべきなのでしょうか。マツコ・デラックスのようになって焦点をぼやかし、自らを韜晦するしかないようです。
セブンイレブンを作り育てたカリスマ経営者鈴木敏文が子飼いのセブンイレブンの社長井坂隆一を切ろうとしたが反対に鈴木敏文のほうが追い出されてしまったという経済事件です。2016年のことです。井坂社長の時のセブンイレブンは「45か月売上高がプラス、五期連続営業最高益」で何ら問題はなかったのですが、カリスマの鈴木が言うところ、井坂は命令されたことは忠実にやるが、新機軸を出せない人だということで、経営者として何か足らないところがあり、後継者としては力不足だということになります。しかし不祥事もなく、経営も順調で何ら問題がないのに社長を辞めさすのは理にかなっていないということで、言い出したほうの鈴木敏文が全面的に手を引くという形に終わりました。憶測では鈴木敏文の次男を自分の後継者にしたいという気があったかと噂されています。
井坂隆一は持ち株会社のセブン&アイの最高責任者になり現在もその地位にいます。鈴木敏文の息子はセブンイレブンから出て行っています。人事では悲喜こもごもが当たり前であり、晩節を汚すものも多い。
セブンイレブンではオーナーとの裁判問題もあり、ニュースでも出ているように、オーナーの店の前にセブンイレブンが直営店を出し、嫌がらせをしているようでもあります。