[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
スキャンダルといえばなんといてもハリウッドでしょう。今でこそセクハラでプロデューサーなど訴えられていますが、昔は女優は役をもらうために事務所のソファーで裸になって権力者に御賞味いただいたそうです。いくらスクリーンの上では可憐清浄な役回りの女優もセックスに手馴れた女性であるということがわかります。太っちょの喜劇俳優アールバックルは新人女優をあるパーティで強引にセックスをしたのですが、その女優はオシッコが溜まっていて、アールバックルの体重に押しつぶされたものですから、膀胱が破裂し、死にました。これ以降この喜劇役者は落ち目になります。チャップリンも少女愛好者で、自分の映画に出た15歳の少女に子供を生まして、結婚しています。
ハリウッドでは俳優たちのスキャンダルを隠していたものですが、1960年代からはそのスキャンダルも映画の宣伝と考えるようになりました。ジェームス・ディーンの不良っぽい行為もマイナスではなく、観客数を上げています。40年代大人気だったラナ・ターナーなどもヤクザの旦那を連れ子の娘が差し殺したけれども、かえってそれで人気がふき変わりました。
男女のごたごたが起こるのは俳優だけでは在りません。学者や作家にも大いにあります。謹厳実直な学者かと思ったら大間違いです。ラッセルなど旦那がいようとおかまいなしに人妻に突っ込んでいきます。世界の平和を願った割にはご近所の不安定の貢献したということになりました。
イーディス・シュットウェルは大地主の父と王家につながる母の長女です。1887~1964.大金持で働く必要もなかったのでしょう。弟と一緒に詩の雑誌を出しています。一生独身だそうです。彼女自身も変わり者だったのでしょう。イギリス王家にはまともな人もいますが変わった人もいます。ヴィクトリア女王は夫君アルバート公が亡くなると、御者の男と仲良くなってスキャンダルになっています。キャロライン王妃は風呂嫌いで、異臭をはなっていました。背も小さく小太りで容貌も悪いときています。第一子が生まれるとジョージ4世とそうそう別居します。それからというものキャロライン王妃は遊びまくり、多くの男たちと浮気をします。舞踏会では上半身をはだけて踊っていたそうです。
イギリスでは便秘の治療に小石を飲み込むというものがあるというのがわかります。男を逆さに吊るすと口から200個ほども小石がでたと書いています。風邪をひくことを恐れて一生涯風呂に入らなかった男もいます。この男も臭かったでしょう。カーライルも問題のある男です。近所で鶏が鳴くので眠れないといって、カーライルの奥さんが近所に怒鳴り込んでいます。とうとう近所から鶏がいなくなりました。はた迷惑な隣人です。ケチなどどこの国にもいるので、奇人とはいえません。ゴミを集める人も多くいるのでこれも奇人だとはいえません。
最近の調査で60歳以上でボケの前段階の人が多くいるということがわかりました。そのうち日本は奇人だらけになるでしょう。善悪のわからなくなった奇人が増えると困ったことになります。元気で徘徊するボケ老人ほど困ったことはありません。万引きやコンビニを襲うことだってあるでしょう。強姦もないとはいえません。コロナウイルスのくすりもいいですが、ボケ予防の薬も早く開発してほしいものです。
あとがきで、「出納簿文学」であると書いています。デューラーの絵も緻密ですが、金銭に関しても細かい人でした。チップまでも細かく記録しています。馬の値段の高さにビックリしています。馬二頭デ700グルデン、解説によると、デューラーのニュルンベルクにある家が275グルデンであるので、まるでその馬はイタリアのフェラーリ並みです。賭けに負けて、その出費をたびたび記録しています。何の賭けをしていたのでしょう?ポーカーでもしていたのでしょうか。この本が有名なのは、ルターやエラスムスのことが記載されているからです。ルター逮捕のニュースで、殺されたのではないかと深く悲しい文章を残しています。ルター逮捕はザクセン選帝侯フリードリッヒ賢公のやらせです。殺されたわけではありません。巨大なクジラが打ち上げられ、それを見物しに行っています。もともとこの旅行は自分の年金をもらうために行なったものです。100グルデンの年金をもらうことができました。100グルデンは家の値段でも見てわかるように、家が6000万円するとしたなら、だいたいその三分の一ですから2000万円になるでしょう。大した額です。現在の日本ではこのような高額の年金をもらう人はいないでしょう。
東南アジアやインドやアフリカでよく見かける傾向で、女性が市場などで野菜など売ったりしていますが、男たちは昼間からプラプラ所在無くうろついたり眠ったりしています。貧困を絵に画いた光景です。野菜売りにしても、その野菜やら陳列ござなど全て借り物で、高い金利をとられているようなものです。決して貯蓄できるようなことはありません。いつまでたってもその日暮です。それでバングラデシュなどで、高い金利を取らない貧乏人専用の銀行を作り、これがある程度成功しています。最貧国に食料などの援助をしてもあまり効果があがらない。魚を与えるよりは魚の取り方を教えるほうが役に立つとよく言われます。貧困脱出のためには教育が必要です。ところがインドなど教育費を国が支給しても、地方のボスや役人の手に渡り末端までおりてきません。先生なども教室で居眠りしているか、出勤しないで家でほかの仕事をしている教師も多いということです。これではなかなか発展できそうもありません。日本でも支援金のことで、電通が丸なげし、労せずして何百億ものカネがそれらの連中の懐に入り、末端までスムーズに支援金が浸透していくことができませんでした。予算を付けても実際に必要なところにいかなくて、途中でドンドン抜かれる構造が日本の停滞と貧困化を助長させているのではないかということです。まるで後進国並です。もはや日本は後進国のトップになっているかもしれません。
世界の暴君と日本の暴君とを比較すると、織田信長が性格異常で多少殺しまくっていますが、藤原道長は使用人をけしかけて乱暴狼藉したぐらいですし、徳川綱吉にいたってはイヌなどをいたわるくらいの心優しい人で、暴君とはいえません。
ヴラド・ツェペシュはドラキュラのモデルですが、敵対者の殺し方が異常です。とがった杭を肛門から入れて串刺しするのです。ペルシャ軍も林立する串刺し刑を見て、このような男とは戦えないといってそうそう本国に帰っていったそうです。
ロシアにはイヴァン4世とスターリン。人を殺すことがなんでもないようです。スターリンは右腕と左腕の長さが違い、足の指も癒着していたそうで、奇形児ゆえのコンプレックスから残虐な性格が作られたのかもしれません。イヴァン4世ははやくから父母が死に、幼少期からいつ殺されるかもしれないという状況で生きていました。その反動から13歳で最大の貴族を逮捕し、猟犬に食い殺させます。それから残虐のかぎりをつくします。町や村を包囲して全員を殺したりもしています。今のプーチンロシアも政敵に毒を盛ったりして、イヴァン4世より陰険です。北朝鮮の金正恩も叔父をバズーカ砲で吹き飛ばしたように、イヴァン4世もある将軍を火薬樽に座らして吹き飛ばしています。「天使のように天国まで飛んでいけ」と言って。