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タイトルを見ただけで読みたくなる本です。これは実際あった話で、御婆さんの封筒を取った男で、封筒の中には2円しかなかったが、前科があるので刑務所送りになった。5億円の方は、音楽作曲家が自分の著作権5億ほどを売り払った後で、また別の人間に売ったという事件です。スポンサーが現れて、その5億をたてかえてくれたので、執行猶予になったということです。日本でもほかの先進国でも、犯罪は減っているのに厳罰化の傾向があります。浜井洽一はこれをアメリカで始まった新自由主義政策によるものだと言っています。社会が悪いのではなく、個人が悪いから犯罪をするのだということです。貧困や人種が関係することはなく、個人のモラルが低劣だから、そのような人間が犯罪を行うのだという主張です。だからこのような人間は刑務所に隔離してしまえということになります。実際のアメリカの刑務所は黒人だらけで、「アメリカの白人社会が、人種差別政策の隠れ蓑として生み出したのが法と秩序キャンペーンによる厳罰化と監視の強化」であり、懲役の名のもとに彼らを現代の奴隷として使っているのだという解説しています。
日本の非正規雇用もアメリカの黒人のように貧困で、一歩間違えれば刑務所の内側に落ちたりします。今でも高齢者の犯罪だけが増えている状況なので、彼らが年を取るとますます犯罪する可能性は高くなるでしょう。
七人とは、榎本健一、古川ロッパ、横山エンタツ、石田一松、清水金一、柳家金語楼、トニー谷です。芸人には旬というものがあり、一時は大いに栄えるが、後はマンネリになって不遇を抱えるようになります。特にお笑い芸人の場合は、旬の時は舞台に出るだけでわっと笑いをとりますが、飽きられると何を言っても笑ってくれません。その明暗があまりにも激しいので相当つらいものがあります。おまけに芸人は入ってくるお金も大きいが、出ていくお金も果てしがない。大概晩年も働かないといけないのは借金があるからです。横山エンタツの相方、ケチの花菱アチャコは死んだとき10億円の遺産があったそうですが、このようなことはまれなことです。体も悪くなり、笑いもとれなく、借金もあって、どうでもこうでも働かないといけないとなると、自殺でもしたくなるでしょう。清水金一は自殺したようなものです。芸能界は競争が激しいところで、人気があるときには化粧部屋を一人で使っていたのが、人気が落ちると、大部屋に落とされます。かつての後輩が上になったりして、精神はますます荒れてきます。そのいきさつがよくわかるのは古川ロッパの浩瀚な日記です。もともと芸能界には孔子様のような調和的な人はいないようです。一癖も二癖もある人たちで、トニー谷も自分の息子が誘惑されたとき、いい気味だと言われていました。普段往生でつい人気が出ると、人間横柄になるのでしょう。
町山智浩は彼の奥さんがアメリカの大学院に入りそれを卒業してアメリカの会社に勤めだしたので、彼は専業主夫になり、昼間は日本の雑誌社の原稿を書き、夕食や子供の世話もしています。彼によると彼の住む地域は、奥さんがバリバリ働いて、男は庭いじり、釣りなどの趣味に没頭している人が多いということです。アメリカの大学では女性が男性より多くいて、必然的に高学歴になり、いい職場で働いている人が多くなるということです。こうした恵まれた女性も多いですが、それ以上に、10歳ころからレイプされ続けられ、17,8歳で子供を産んだりする女性も多くいます。それからずるずると「福祉の女王」なる人もいますが、この本に出ている女性はそれから奮起して、大学に入り、弁護士などの資格を得て社会で活躍する人もいます。
オバマもこう言っています。
「その国が発展していくかどうかは、女性の扱い方を見ればわかる。女性が高い教育を受け、女性が平等な権利を持っている国は前進するだろう」
どうも最近日本が停滞しているのは、女性を活用していないからだと思います。高学歴で優秀な女性も多くいるのですが、家庭に収まっていては宝の持ち腐れです。国会議員など半数が女性でなければならないという法律を作るべきです。企業も女性社長をどんどん作るべきです。女性特有の生活に密着したアイディアも出て、日本人男性の特有の「オタク」的・ガラパゴス製品など是正されるかもしれません。
蛭子能収は私と同じ1947年生まれ、団塊の世代だ。親しみがわく。彼が麻雀賭博で捕まったことがあるが、たびたびテレビに出て、儲けたころなので、警察や検察からやっかみを受けたのだと思います。後に検事長が記者らとかけ麻雀をし、不起訴になったとき、轟々たる非難が巻き起こりました。蛭子能収には前科一犯がつき、この取り締まる側の検事長には不起訴とは何たる差別!日本には昔から身内をかばう「麗しい習慣」があるようです。
この本でも彼は自分には認知症の傾向があると言っています。この本の出版は2016年で、それから5年たっています。現在はどのような状況なのでしょうか?ギャンブルは相変わらずやっているのでしょうか?若いころからとぼけた顔をしていました。ギャンブル人特有のポーカーフェイスを張り付けていたのかもしれません。とぼけた顔と、ボケた顔は紙一重です。いつまでも相手を油断させるとぼけた顔であってほしい。
日本ではカッターナイフを持っているだけで場合には銃刀法違反でつかまることもあります。だからアメリカの銃の規制のなさに驚いてしまいます。アメリカの歴史の言うところ、ボストンの茶会事件でみられるように、宗主国イギリスの不当な税金に対してアメリカの住人がイギリスの軍隊と戦ったということで、国民は国の圧政に対して銃で抵抗することができるのだという考え方があるからだということです。だから現代でも、考えられないような事件が起こります。ネバダ州の牧畜業者1000人が銃を持ち、連邦政府の軍隊と対峙したのです。これも税金が原因です。連邦政府の土地に牧畜業者が自分の牛を放し飼いにし、その使用料を払わないので牛を税金のかたに取ったのです。結局牧畜業者の方が勝ち、税金も払わないですんだようです。共和党、南部の白人層など、小さな政府、低福祉を推し進めようとしています。福祉などで働かないでもぶくぶく太る黒人を見て、白人の方こそ差別を受けていると思っている人が多い。だからこの牧畜業者も「二グロどもは奴隷のままのほうがよかった」と言っています。コロナで死者が多いのはアメリカだそうで、これも健康保険が皆保険ではないからです。ちょっとした手術でも何百万円もとられるのですから、カネのないものは死ぬしかないようです。