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カラバァッジョが生きていた16世紀のイタリアの政治状況は小国家分裂状態で、治安がそれほど良くなかったのでしょう。カラバァッジョが度々争いを起こし、切ったり切られたりしています。最初の大きな事件はローマで、テニスの試合の諍いから若者を刺し殺しています。一応決闘ということですが、立会人も刀を抜き、大怪我を負っています。ローマから逃げ、特技の絵画で各地の領主やら教会から絵を買ってもらっています。マルタ島まで流れ着き、そこでも絵画のよって騎士団の団員としての資格を与えられます。落ち着けばいいものを、そこでも団員と喧嘩し、刑務所に入れられます。そこを脱出して、ローマに帰る途中何者かに襲われ顔をめったきりにさせられます。そこで怪我の後遺症かもしれませんが、熱を発して40歳で亡くなります。いつも思うのですが、人生の短い人はロケットのブース部分で、一挙にエネルギーを発して巨体を持ち上げますが、長生きする人は日本のヒマワリのように少ない噴射できめ細かく操作していく人でしょう。