SNSが発展し私のようなものまで知識人気取りでものを書いているという「バカ」が多くなったと言っています。このコロナ禍、店は休業し家に引きこもっています。孤独老人ですから話す相手もいなく、独り言で「バカバカ」と、過去における自分の失敗に腹を立てている状態です。70も過ぎるとやり直しもきかず、このまま死ぬるとなると口惜しい気持ちでいっぱいです。
この本ができてベストセラーになったのは、トランプが大統領になったからです。トランプはここでは大馬鹿野郎といわれています。「バカ」と「愚か者」の違いは、愚か者はものを知らないで主張する人であり、バカは知っていても自己主張する人です。科学やその他もろもろの知見は10年もしないうちにどんどん変わっていくそうです。そういう状況の中で一貫して同じことを主張しづけることは、「ぶれない」といって褒められるべきものではなく、意固地野郎のバカ野郎となります。
この前、大正時代の人間が100年後の日本、まさしく令和の今の時代を想像して書いたものを読みまた。当時の考え方として仕方ないことではありますが、日本の領土を広げ、世界で冠たる国になっているだろうという意見が数多くありました。もちろん欧米の先進国がいて、頭を押さえつけられているといことは重々わかってはいるのですが、明治維新、日清。日露の戦争という成功体験から、このまま行けるのではないかという、安易な態度や主張が見えています。