「肩の上のサルの頭」ではこの資本主義の自由市場では騙されることが多いといっています。サルの頭とは、ギルガメッシュ叙事詩から、新旧の聖書、古今東西による文学などによる、物語形式の認識方法です。大半の人間がこの物語から世界をおぼろげながら感じとることができると思っているのです。20世紀になると物理学とコンピューターサイエンスが長足の進歩を遂げます。しかしこれを理解する人は少数にすぎません。サブプライムローンは物理学者や数学者が開発に関わっています。サルの頭では理解できませんが、ノーベル賞級の学者が太鼓判を押しているのですから間違いないと思っていました。まんまと騙されて多くの人が財産を失いました。
日本では相変わらずオレオレ詐欺が隆盛を極めています。まだ日本では物理学やコンピューターサイエンスの脳ではなくて、サルの脳がサルの脳をだまし続けています。だからサル脳の詐欺師たちは電話の向こうで、不自然な物語を紡いでいます。
ドラマや映画も日本で生産続けられていますが、どれもこれもオレオレ詐欺と同じくらいしょうもないものです。
コマーシャルの映像でも、詐欺であると認定されたものがあります。99.9%除菌というスプレーが全く嘘であると今日のニュースで流されています。メーカー三社はそれらの製品を売り切ったそうで、このコロナ禍様様です。
相変わらず大企業と代議士・高級官僚との会食が取り出さされています。少数の高級国民が大多数の低級国民をいかに収奪するかを議論しているのでしょう。私のようなサルの頭では、このようなことを知るとすぐにカッカとなります。でもこのようなサルの頭ではいつまでも事態の改善はされないということは確かです。