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マフィアも怖ろしいが、アメリカでは一般市民も結構怖ろしい人々です。1891年に弁護士パーカーソンの呼びかけで市民八千人が集まり、マフィア同士の争いから多くのマフィアが捕まっていた刑務所を襲い、銃やこん棒で殺したという事件がありました。アジア人から見るとヨーロッパ人の見分けはつきませんが、アメリカでは最初に入植したWASP、ホワイト・アングロサクソン・プロテスタントが上位にいて、遅れて入植したイタリア人(カソリック系)に対して、侮蔑を持って差別していました。そういう状況の中では自然とインタリア人同士は集まり、生きるために犯罪に手を染めるようになります。マフィアの語源には「モルテ・アラ・フランチア・イタリア・アネラ」(フランスに死を・それがイタリアの叫びだ)だという人もいます。かつてイタリアのシシリー島ではフランスが占領していて、シシリーの花嫁がフランス兵にレイプされそうになり逃げる時にハイヒールが石畳に挟まり転倒して死んだことにより、シシリー人は立ち上がりフランス兵を一掃したという歴史があります。マフィアとは身内だけは大事にし、秘密を漏らさないという鉄則をもちます。ギャンブル、麻薬、売春、労働組合など手を広げて行き、政治にも影響を与えてきます。ケネディーの暗殺もキューバにカジノをもっていたマフィアの親分との確執があってのことだという人もいます。この親分とケネディーの間には美人の女優をめぐっても、争っていたという噂です。現在ではエスパニック系や黒人系のマフィアが活躍していますが、20世紀のイタリア系マフィア、ユダヤ系マフィア、等々は莫大な裏資金を洗浄し、現在では投資家、資本家として優雅な暮らしをしているようです。マフィアの子弟たちも豊かな資産で大学に入り、弁護士や会計士など、人を殺さないでもいい暮らしができるスキルを身につけています。