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リチャード・ブリビエスカス 男たちよ、ウエストが気になり始めたら、進化論に訊け

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リチャード・ブリビエスカス 男たちよ、ウエストが気になり始めたら、進化論に訊け


        昔は痩せた方が長生きだと言われましたが、今は小太りの方が長生きだと言われています。歳をとって病気をし、食べられなくなると、その期間、脂肪があるほうが体力を維持することができます。脂肪のない痩せは体力が維持できなくて肺炎で死んでいくようです。私も痩せで何とか太ろうとするのですが、胃が小さくなっていて、ご飯も茶碗一杯で十分です。

小太りと進化論がどう結びつくのかは、この本でははっきりとわかりませんが、かつて「おばあちゃん」仮説があったように、受胎能力がなくなっても、かくも長く生きているというのは何か理由があるだろうということで、娘の子の養育の手助けをすることで、自分の遺伝子の繁栄を願っているのだということになっています。

で、男の場合は50過ぎても60になっても70過ぎても、相手が若い女性であれば子供を産むことができます。若い男は攻撃的な性格を発露するホルモン日夜さらされています。ニュースでよくあるように子ずれの女と再婚した若い男は往々にしてその子を殺したりします。若い男は道徳よりホルモンが強いのです。自分の子供すら、男の子だったら病力をふるったりします。酒乱になったりすると、娘や女房まで殴り飛ばします。その点50歳を過ぎると、攻撃的ホルモンの噴射は少なくなり、子供たちにも優しく接しることができ、妻たちにも深い理解ができるようになります。おまけに50歳代が一番カネを儲ける技術が高くなります。狩猟採集時代でも若者よりは少し年齢を取った方が多く獲物を得ていたようだと言っています。子供の優しく接しているのですから、老後になっても世話をしてくれる率が高く、幸福に死ねるでしょう。若いから、強いからと言って、世間を泣かすような生活をしていては老後はみじめになるに間違いない。プーチンにも言いたい。いい年をして核兵器をぶっ放すぞという、チンピラのような言い草を言うようでは、ガソリンスタンの屋根に吊るされてムッソリーニになることが目に見えている。

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