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ルイ・シュヴァリエ 三面記事の栄光と悲惨

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ルイ・シュヴァリエ 三面記事の栄光と悲惨


フランス革命が起こり、19世紀になると、今でいうところのビルマのような状況になり、たびたび政権が変わり、身分制度から解放された民衆が沸き立ち、馬車引きすら絵入り新聞を街角で読んでいたということで、多彩な事件が発生したのでしょう。バルザック、ユーゴー、スタンダールなどの文豪たちも三面記事に触発されて小説を書いています。フランス革命でマリー・アントワネットをの首を切ったギロチンは何と第二次世界大戦前1939年まで使われていました。公開処刑でお祭り騒ぎです。死刑囚もギロチンの前で名言を吐いたりします。殺人強盗団の一人はこう言っています。
「美しいだろうな、人間の死に際ってやつは」
飛び散った血をぬぐったハンカチは何かのお守りになって、額に収められているのを見たとこの著者は証言しています。
石川五右衛門も「浜の真砂は尽きるとも世の盗人の種は尽きまじ」と言っている通り、いつの時代でも悪いことをするやつはいるのです。しかしこれらが自分に降りかからないでいる限り、これらの悪事を知ることは案外気晴らしになり、日々の退屈な暮らしにアクセントをもたらしてくれるものです。メディアも活気づきますし、警察もやる気が出てくるでしょう。天国はいいところではありますが、きっと退屈でしょう。
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