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絵葉書に載った各地の遊郭の建物やそこで働く女性の姿を見て悲しく思えました。ほんのちょっと前、自分の妹や弟を背中にしょってあやしていた女の人が、着なれない着物をだらしなく着飾っている写真も載っています。遊女特有の着方かもしれませんが、しどけないというよりか、崩れているという感じの着方です。親のために50円かそこらで売られてきたのでしょう。浮世絵のような美人は少なく、大概は猫背気味で、背も高くないのに大顔と言った典型的な昔顔です。どのような時代でも貧乏人が多く、男も女も何とか耐え忍んで現在まで来ているのですが、我々の先人たちの忍耐強さは、驚きとともに、涙も誘います。現在では遊郭という形はなくなりましたが、相変わらず収入の低い女性は、この方面の仕事がセーフネットになっています。まだまだ社会の改善の余地はあるようです。