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堀越宏一 侠の歴史 西洋編 下

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堀越宏一 侠の歴史 西洋編 下


         西洋の王は日本の大名とは違って直属の常備軍を持たなかったということです。戦争のたびごとに傭兵を雇ってカネを払っていたということです。だから日本のように「恩義」とか「忠義」といったものはありません。カネの切れ目が縁の切れ目ということで、芸者と客、妾と旦那のような関係であったのでしょう。スイスなど傭兵でフランスなどに行っていましたが、山奥で大した産業が無いものですから、出稼ぎに傭兵をしていたということです。アメリカ軍は日本の傭兵なのかという問題について考えてみると、はじめは日本の軍国主義復活を恐れて、この監視役をアメリカ占領軍がしていました。ところが共産圏が進展して、朝鮮半島に迫ると、日本に自衛隊を作くらせ、防共の歯止めにしようとそます。時を経て、アメリカの財政が悪くなると日本にアメリカ軍の日本駐留費用を捻出させます。始めは日本の力を削ぐための駐留であったものが、現在では建前上共同で共産国に対抗しようとしています。そうであるならもうそろそろ治外法権的なことは止めてもらいたいものであります。日本で法を犯すアメリカ軍人や軍属には日本の法律でちゃんと取り締まった欲しいものであります。

中世の西洋の王は戦争が終われば、喉もと過ぎれば熱さを忘れるではないですが、給金をしぶることが多かったといいます。しかし現代の戦争は核ですから、喉もと過ぎないでも瞬時に蒸発するのですから、戦争もできない状態です。そうかといってバランスを崩すと、また戦争になりやすい。仕方なく年々軍事費の予算を増やしていかないといけないのでしょう。中国とアメリカの狭間にあって、うろうろしているのが日本と韓国なのでしょう。へたに「侠」などをさらけ出すと、バランスが崩れるので、大見得をきって派手なパホーマンスをしないことにかぎります。

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