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銀座クラブのママの生涯物語です。かよわい女性もいざとなったら何でもできるということがわかります。相手の男の実家で結婚を反対され、結婚できず、その男の子供を抱え、酒場勤め、子供を養家に預け上海まで出稼ぎに行っています。なかなかの美人なので、別の恋人もでき、この恋人は徴兵逃れのために、上海の会社に転勤します。上海で二人楽しい生活をおくりますが、終戦になると別れ別れになります。この敗戦で彼女の肝は据わったのでしょう。戦後彼女は小さな店から、徐々に大きくなって3軒ほどの店を作っています。店には大会社の社長、政治家、文人、漫画家、俳優など有名人が来ます。クラブに来るような男は自分の地位のバラメーターを計りに来るということがわかります。ママや美人のホステス達に「よいしょ」されて、何とか自分で居場所を納得したいのでしょう。はっきり言えば児戯のようなものです。でありますから、これら社会の成功者たちは、クラブの中で甘えたり、怒ったり、普段しないようなバカなことを言ったり、したりします。それでもママやホステスさんが大目にみてくれるから、安心して地をさらけ出すことができたりするのです。それがストレス解消になるようです。このようなことを家庭や会社で行ったら、則適格を疑われるでしょう。
プレシャーを強く受けている社会の成功者は、何もかも肯定してくれる母親のようなママのもとが唯一安心できる場所だということです。