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佐藤紅緑の長男、異母姉妹には佐藤愛子がいます。晩年テレビで見たサトウ・ハチローは無精髭をはやした爺さんでしたが、これが童謡を書く詩人だとは思われませんでした。ましてや青少年時代、浅草でカツアゲなどして再々警察に捕まっていた不良少年だとは想像つきません。父親は有名な小説家でしたから大目に見られたのでしょう。立教中学では野球部でキャッチャーをしていましたが,放校され、八つほどの中学校に入ったり、放校されたりして、結局どこの中学校も卒業していないのでしょう。戦後天皇陛下と歓談して、中学校野球大会で毎年違った中学校のユニホームを着ているので、審判からどこかに決めろと言われたという話をしたら、天皇陛下は大いに笑ったということです。恩賜のたばこをもらって、それを療養中の佐藤紅緑に渡したら感涙にむせんだと書かれています。数日後安らかになくなっています。サトウ・ハチローの唯一の親孝行だったかもしれません。