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2025年我々団塊世代が75過ぎ後期高齢者になるときです。75過ぎるとどこか体がおかしくなっているか、頭の方もだいぶん劣化しているでしょう。病気で入院でもすると一挙に今以上に下層化します。朝日新聞の社員などは年収2000万円くらいあるのですから年金も十分生活できるほどあるでしょう。いたれりつくせりの高級老人ホームに入ることもできます。ところが国民年金の場合、満額かけても年に100万円以上にはなりません。この本の冒頭に出てくるような、民家を借り切って、ベットを並べ、ベットの横には簡易トイレを置き、糞尿の臭いが漂うようなところに押し込まれるようです。それでも費用は10万円くらいするのです。姨捨山、おじ捨て山は架空の話ではありません。日本での長生きはこの本のタイトルどおり地獄なのです。この地獄を金儲けの場と考える鬼のような人もいます。「特養」の理事になり、相場より高い値段で身内の会社から納品させて懐を太らせるとか、市長の権限により身内に「特養」の許可を与え、国からの建設協力金5億円を得るとか、このようなところに天下りで入ってきて、何年か後高額の退職金を得て逃げ去るとか、彼らにとって老人は新鮮な鯛の刺身のようにおいしそうに思われることでしょう。