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木村勝美 山口組組長専属料理人

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木村勝美 山口組組長専属料理人


この専属料理人は沖縄出身で、東京に出て10年間くらい和食の職人をし、ポーカーゲーム賭博場に出入りし、ヤグザになった人です。コンテストでほかの料理人は手の込んだ料理を出しましたが、この料理人はトマトと卵の炒めたものを出しました。これが親分の妻に認められ、親分が引退するまで16年間料理人を勤めています。渡辺5代目親分は栃木県の農家の次男坊として生まれています。酒は飲まないが甘いものを好きで糖尿けがあります。だから妻はあっさりした料理を作る彼を選んだのでしょう。親分は外ではごっそうばかり出されていますから、家に帰ればあまり手の込んだ料理など食いたくないでしょう。おかゆとかむすびとかが出されています。小さい時の食生活の好みが一生続くのですから、親分も朝からフレンチトーストなど食いたくないでしょう。副タイトルには「側近が見た渡辺五代目体制の16年間」と書かれていますが、この料理人の目からこの16年間の抗争を書いたものではありません。木村勝美リポーターが文献を頼りに書いたものです。この料理人がべらべらしゃべったら、後で手痛い仕打ちを受けるでしょう。この本の中ごろから終わりまで、料理人のことはそっちのけで、ヤクザ抗争史を木村勝美が書いているのです。「羊頭狗肉」というやつで、この料理人の口から面白い、知られざる話が出たわけではないのです。
渡辺組長は引退してからボケたそうです。緊張感あふれる立場から急に緩んだのですから、そのようになる可能性も高いのでしょう。
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