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赤上裕幸 もしもあの時の社会学 歴史にifがあったならば

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赤上裕幸 もしもあの時の社会学 歴史にifがあったならば


     if
の歴史は小説の題材かと思っていましたが、いまや歴史学の一分野を示しているようです。ヒットラーが女だったらとか、サラエボでオーストリアの皇太子が撃たれなかったら第一次世界大戦は果たして起こったとか・・・このようなことを真面目に議論しているのです。最近のコンピューターの発展で天気予報が良く当たります。だったら歴史学もいろいろな要素をコンピューターにインプットして走らせると、いろいろな結果が出てくるのではないかと思われます。バタフライ効果理論なるものがあって、ブラジルでの蝶々の羽のひとばたきが空気を揺れ動かし、やがてそれが北アメリカ大陸に大嵐をもたらすというものです。ヒットラーを女だったという変数に変えてコンピューターを走らせると、意外な結果が出てくることでしょう。コンピューターサイエンスでは、極微量な数字の変更でもカタストロフィーになることもあるそうですから、ヒットラーが女だったら現代は予想もつかないものになるでしょう。こうなると歴史家は過去を蒸し返す沈痛な人間ではなくなり、未来を予言する占い者になることでしょう。

 

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