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W・H・マクニール 疫病と世界史

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W・H・マクニール 疫病と世界史


     このコロナは後々世界史に記載されることになるのでしょうか?現時点での死者数は189万人。元から明に移行するときの中国人の人口は1億2千300万人から6千500万人に減ったそうで、これはペストによるものだとマクニールは言っています。南北アメリカには1億人以上のインディオが住んでいましたが、病原菌まみれのヨーロッパ人が入ってきて、抵抗力の無いインディオはほとんど死に絶えました。北アメリカでは1763年ジェフリー・アマースト卿がインディオの疫病に対する免疫性がないことを知って、「天然痘の病毒をしみ込ませた毛布を敵のインディアン部族」にばら撒いたそうです。細菌戦も最初に考え出したのはヨーロッパ人です。欲望を満たすためだったら何でもやる人々だとわかります。

「辺境に位置する白人の入植地は、インディアン住民が様々な感染症、特にその中でも恐ろしい天然痘によって壊滅的な打撃を受け続けていたことで、随分助かったのも事実である」

マクニールもヨーロッパから渡ってきた先祖の子孫ですから、積極的にインディアンを虐殺したとはあまり言いたくないのでしょう。インディアンが勝手に死んでくれて、白人に空き地を残してくれたと言いたがっているようです。

いずれにしてもペスト天然痘コレラなどで過去何百万人か何千万人か死んだ歴史があるのです。コロナウィルスは中国の細菌兵器だと言う人もいます。現在世界人口は80億人。1900年には16億5千6百万人しかいなかったのが、この上がりようだ。この問題を何とか解決しようとどこかの機関がコロナウィルスを作り出したものかもしれないし、単に増えすぎたものを調整する自然の摂理かもしれません。

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