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ドキュメンタリーと思いましたが、小説でした。不動産業界、それも仲介専門の業者の話です。私も一時取引主任の資格を取り不動産業を自営しましたが、当時の不動産屋は柄が悪いものが多かったです。この小説のように妙齢の女性が物件を案内するということはあまりありませんでした。業者もそうですがお客もあの流川地区ですからいろいろ問題のある人も多い。家賃を払わないのはもちろん、暴力団関係者がいるのではないかという人もいます。私のように神経の細いものには勤まるはずがありません。早々に辞めました。土地バブルで何十億も転がしていた人もバブルが終息すればすってんてんになっている。これで狂わされた人も多い。地道に暮らす方が安全である。
経済学とはカネの流れを追う学問だと思われます。タイトルにも書かれているように「この経済学から地球温暖化の最適解」を見つけようとした本です。著者もわかっている通り、この経済学から適用されるものはカネの流れの範囲しかありません。二酸化炭素一トンをいくらにするとかは得意分野でしょう。しかしアマゾンの森のクモやその他もろもろの生物が絶滅危惧種になっていることには経済学では手に出しようがありません。もちろん著者もこのことはわかっており、温暖化は人間の化石燃料の使い過ぎであり、徐々に排出量を減らし、海面上昇、それにより台風の被害など考えて、今から都市機能を高台にうつしたりしないといけないと主張しています。そのような金の使い方をすると何もしなかった時の被害の総額と比べて、少なくて済むという考え方です。この温暖化もある特異点に達すると歯止めの効かない暴走が起こり、カタストロフィーになったらクモや絶滅危惧種だけではありません。人間すら大量絶滅です。そうならないためにも温暖化抑制の為に金を使わないといけないということです。
アメリカ映画「怒りのブドウ」の中で枯れた雑草など丸まって球になった物が風に吹かれて転がっていくシーンがあります。これがダストボウルという砂嵐の現象を指します。恐慌時代、大地も干上がり小麦ができなくなって農業をやめていく人が多くいました。その解決策に地下水をくみ上げ農業用水として利用しています。今のところまだもっているようですが、地下水がなくなると再び映画「怒りのブドウ」のシーンに戻っていくでしょう。大地堅牢なニューヨークのマッハッタンの地すら毎年数センチの地盤沈下が起きています。地下水の汲み取りがいかに激しいかを示しています。
第二章では毛沢東のことが書かれています。やはり独裁者は視野が狭くなるということがわかります。三人寄れば文殊の知恵と言われるように、政策の決定は多くの人が議論した方がまともなことができやすい。毛沢東は製鉄のこともわからないのに、鉄の生産に口をはさみ、農業も知らないのに、無茶苦茶な植え付けを指導したりしています。それで2000万人もの人が飢餓で死んだということになりました。
第三章核の冬
第四章は平成米騒動
今の日本は力が弱っているのですから、このような事態が再び起こったら、タイ米はおいしくないから食えないという贅沢は許されないでしょう。カネがないものですから輸入できなくなるかもしれません。毛沢東の飢餓状態と同じようなことになります。
第五章 地球温暖化の登場
今年の夏な暑さで温暖化は間違いないと思われます。来年この暑さの中生き延びられるかどうか心配です。
これら欧米各国の生成AIの一連の成果が華やかに未来に夢をつながるものだと宣伝していますが、著者は、実際は「クズ」なものではないかと言っているようです。ITバブルがはじけたように、今回のこの狂奔も、先行投資した金持ちたちが資金をつぎ込んだが何ら成果が出ないもので、一般庶民をだまかして、自分たちの資金を回収しようとしているものだということです。自立走行運転もアメリカでは停滞し、公で公道を走ることを禁止されています。先進国主導の生成AIはとりわけ白人の考え方が忍び込んでいるようです。無作為の文献を読み込ましているのですが、実際は白人文化の考え方、感じ方が感染し、回答の中にはとてつもない人種差別なことを言っているのもあります。表ではうまいことを言いながら、裏では奴隷のいた時代を懐かしがっているのでしょう。