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ダーウィンすら生きている間考え方が違ってきているようです。最終的には神学的なものは取り除いたということになっています。ダーウィンから160年間、この進化論には多くに人がかかわりいまだに結論ができていない状態なのでしょう。
人間にはチンパンジーと違って牙が退化しています。人間の性格は優しくなったということです。チンパンジーはいまだに同類を牙で殺すことがあります。人間の犬歯では人を殺す能力はありません。別の見方をする人もいます。人間は手が自由になったから武器をこしらえ、いまだに殺人を犯しているのだと。またまたこれに対して、手が自由になったということは、動物の死骸などを住処に持ち帰り、妻や子供を養うことができ、人類が発展した原因だという人もいます。人間の体の一部の些細な変化すら、いろいろ言われて結論がつかないようですが、ここのところのウクライナ情勢で第三次世界大戦が起こり、核兵器などを使ったりすると、やはり人間とチンパンジーとの差はあまりなかったということがわかるのでしょう。
ユングには元型という考え方があります。人類何十万年も生きてきて、その脳の古層には、幾たびも繰り返された経験によって、シンボルの集積したものができているようです。日本の縄文人も数千年の縄文時代、日本列島の火山活動によって引き起こされた恐怖などで、シンボルの塊=元型が出来上がってきたのではないかというのがこの本の主旨です。奈良時代稗田阿礼の口承を書き写したとされる古事記の神話は一見大和朝廷の全国征服期の状態を表しているようですが、もともとは各地で「荒ぶれる」火山に対して、天皇家が鎮魂除霊を祈願する祭礼的な行事だったということです。長年を経て、これら火山は不服従の民に置き換わり、それらを抑え込んでいったという数々の神話が出来上がったのです。
三木のりは三木のり平の息子です。昭和の喜劇王である三木のり平には多くの資料が残されています。息子は丹念にそれをまとめ上げ、写真も多く載せています。1999年74歳で亡くなっています。今私の歳です。
秀才よりは鈍才の方が学者として成功しやすいと言っています。そうはいっても京大クラスの鈍才で、偏差値の低い我々の鈍才とは違うような気がします。天才になれないのなら変人になれとニーチェも言っていたような気がします。東洋でも鶏口となるも牛後になるなかれと言っています。特に日本は変わっていることでよくいじめにあいます。列を乱さないように生きていくことが日本人の習性になっています。これではアイディアが最重点になっていく世界を乗り切っていかないようになります。礼儀正しいことは他人との軋轢をなくし素晴らしいことですが、考え方も礼儀正しくなりすぎると凡人になってしまい、国全体に活力がなくなってしまいます。予算を無駄にしても、大学や大学院で変人の養成を励むべきです。
4万年前にネアンデルタール人が死に絶え、唯一我々だけが人類として残った。100万年前チンパンジーと枝別れた人類は数多くの種類が発生したが、環境の変化や、進化の不具合で死滅していったのです。脳の大きさで我々は生き残ったという説もありますが、ネアンデルタール人の方が我々より脳は大きく、1790㏄もあったそうです。我々は平均で1350㏄程度です。アインシュタインはかえって我々より少なかったそうですどうも我々も草食動物のように、初期段階では肉食動物に食われる以上に子供をどんどん生んだことによるのではないかという説もあります。要するに我々は助平で年から年中セックスをしまくっているということです。女性も発情期のサインを消去して、いつでも対応できる体制になっています。発情期のサインがないから一部のボスの占有でならずにすみ、生まれた子供も自分の子供かもしれないので殺すこともできない。やがて個体数が多くなると、社会が形成され、徐々に一夫一婦制にかわってきたのではないかということです。