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ダルトン・コンリー&ジェイソン・フレッチャー ゲノムで社会の謎を解く

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ダルトン・コンリー&ジェイソン・フレッチャー ゲノムで社会の謎を解く


        全ゲノムが解析されたといっても、ここの遺伝子がどのような働きをしているかは今かの研究です。ホモの遺伝子とか犯罪者の遺伝子とか一時言われましたが、その一個の遺伝子でそうなるのではなく、何千もの遺伝子が絡んでいろいろな症状が出てくるのです。おまけに環境という負荷もあります。そのような傾向があっても環境がそうでなければ発症しません。IQの問題にしてもそうです。頭の良くなる遺伝子は一個だけではなく、多くの遺伝子が関係しているのです。将来デザインベイビーなるものができて、出生前に遺伝子の改変をして頭のいい子を生まれさすという技術もできるかもしれません。しかし安易にそのようなことをすれば頭はいいが、残酷な性格になったり、肉体的にも欠陥だらけの人間が出来てしまう可能性だってあります。

5万年前にアフリカから出て行った白人種や黄色人種は一時期氷河期のせいで1000人から2000人までの規模に縮小したということです。だから今の白人種黄色人種は1000人から2000人の規模で発展したのですから、遺伝子のプールは極少量です。つまり現在でも近親結婚をしている状況です。反対にアフリカに留まった黒人種の遺伝子は多彩です。世界情勢をみてもアフリカは混迷を極め、白人種黄色人種はそれなりに繁栄しています。純化するということは、似たもの同士ができるということで、まとまりやすいのでしょう。反対に黒人種は似たものがいないのでまとまりにくいのでしょう。部族間同士の争いが絶えません。白人種黄色人種では純化され規模が大きくなって人種間の争いになります。日露戦争、第二次世界大戦もある面人種戦争の様相をきたしていました。現在のアメリカと中国の関係もそのような傾向を示しています。今のところ日本はマイケルジャクソンのように白色の面容を付けていますが、やがてアメリカと中国の決着がつけば、白い面容をつけたままなのか、その仮面をはずし、黄色い顔をさらけだすのか、どちらかに決めないといけなくなるようになります。

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