[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
昔4,50の歳の女性は、もはやお婆さんですが、この伊勢物語のお婆さんは色気づいていて、3人の息子たちに男を世話してほしいと頼んだが、上の二人は無視したが、「親孝行」の末っ子が母の頼みを聞いて、在原野業平に母を慰めてほしいと頼みます。それで業平はそのお婆さんのところへ行って、慰めてあげたという話です。つまりセックスをしたのでしょう。業平の関係した女性は生涯3733人だということで、このお婆さんもそのうちの一人ということになります。業平はもともと皇族の一人ですがイギリスのヘンリー王子と同じように皇族離脱をし、天皇相続で諍いに関わって殺されることのないような生き方を選んだということです。その分自由に女あさりができたのでしょう。和歌をおくって女を誘惑するのですが、身分の高さを知れば、どの女性も業平には引かれることでしょう。和歌もよく考えると日本人の好きな駄洒落れの積み重ねだと思われます。
「百年に一年たならぬつくも髪われを恋ふらしおもかげに見ゆ」
「つくも髪」とは老婆のことで99歳ということです。つくもという海藻が白髪に似ているということで老婆になるのです。99とは百という漢字を見ればわかります。百の漢字の一をとれば白ということで、百から一を引くと99になります。業平も現在のテレビ番組「笑点」の落語家のように手際よく駄洒落が言えたので人気者でもあったのでしょう。