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氏家幹人 元禄養老夜話

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氏家幹人 元禄養老夜話


    江戸時代、日常のこまごましたことを書きつらね、幕臣の間ではちょっとした有名人だったお爺さんがいました。それが旗本天野弥五郎衛門で、その本の名が「思忠志集」です。実に85歳まで生きて、当時いくさ(島原の乱)の経験のある唯一の武将でした。それもたいした功績はあげられなく、相手の投石で怪我をしたくらいです。天野弥五郎衛門17歳の時です。それ以降は戦争はなくなり、武道を心掛けるよりは、テクノクラートの技術を磨くようになります。これに対して昔気質の弥五郎衛門は不満で、武道、とりわけ馬に乗ることを強調しています。このおせっかい爺さんは赤穂浪士の事件で、吉良邸に行き、吉良のふがいなさを揶揄しています。幕臣で唯一戦闘経験がある武将ですから吉良も苦虫をつぶしたような顔をしていたでしょう。

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