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菊池秀明 太平天国 皇帝なき中国の挫折

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菊池秀明 太平天国 皇帝なき中国の挫折


   洪秀全は科挙を目指していたが、受かることができなく、キリスト教に傾倒していく。それも中国式キリスト教です。神は上帝であり、唯一神であり、偶像崇拝をしていたために科挙に受からなかったという錯覚を持ちます。清朝末期、支配者である満州族より、科挙に受かった中国人の役人の方が賄賂をとり、中国民衆を収奪し苦しめていました。怨嗟の声が高まるとき洪秀全が錯覚キリスト教を唱え、広州から徐々に勢力範囲を広げていきます。はじめのころは男女の行き来を制限し、夫婦すら会ったりする刑罰が科せられるほど厳しいものでしたが、洪秀全は豊かになるととたんの後宮を作り美女を揃えます。清朝を倒すかと思われた勢いは徐々に減退してゆき、それにイギリスフランスアメリカも太平天国を攻撃し、洪秀全も病を得て1864年に亡くなっています。日本では坂本竜馬が暗殺された年です。

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