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金学俊 西洋人の見た朝鮮

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金学俊 西洋人の見た朝鮮


李朝末期、王の父と日本の浪人がつるんで王の妃閔氏を暗殺したころに来た西洋人の記述を解説しています。例外はありますが大方の西洋人が日本と比較して、日本人は街もきれいだし、正直、親切、盗まないといい、反対に朝鮮人は、ソウルの街は異様な臭いがし、道路には牛馬の糞や人間の糞まであり、物は盗むし、嘘はつくしと、でんでんと言われています。それに対して金学俊はいちいちむきになって、侮っているとか、バカにしているとか、日本人の朝鮮に対する悪口を信じているとかと言って感情をあらわにしています。学者は冷静で客観性を尊ばないといけないのに、金学俊の激情ぶりは愛国心のためだとは言いながら学者としては問題のある態度ではないかと思われます。結局西洋人からこう見られるのは、王のトップから官吏、両班にいたる上流階級が果てしのない寄生虫で、下層民のやる気をなくしていたということです。朝鮮の上流階級は孔子を学んで科挙に受かり役人になって何もしないで賄賂を取るだけに専念することです。この科挙もこの頃では賄賂で手に入れるものになっています。労働することはこの階級では恥なのです。このような階級が人口の10のⅠまでいて、下層民が少しでも儲けたとみると、ひっとらえて拷問にかけ、それ以上のものを吐き出せるのです。これでは豊かになろうとか周りをきれいにしようとかは思わないでしょう
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