日本人と同じ悩みもあればまったく予想もできない悩みもアメリカにはあります。クリスマスカードは年賀状と同じことになっています。アリエールの回答は、ほんとに親しい人だけに送ればいいとなっています。それか、そういう習慣のないユダヤ教に宗旨変えか、と冗談を言っています。
落第しそうな学生は祖父母に電話しないこととアドヴァイスしています。特に祖母は試験の前に亡くなる率が高いそうで、これはちゃんと統計に出ているそうです。日本ではきいたことがありません。
歳をとればとるほど月日の流れが速くなるという悩みに対して、それは熟練して、毎日考えることもなくロボット的に生きているからそう感じるので、今までしていなかったことをやってみれば、時間の流れは遅くなるだろうという回答です。でも歳を取ってから何か新しいことを学ぼうとは面倒くさいことです。ついつい慣れたことしかしないようになります。
どこの国の男は自分の性器の長さを誇張して言います。イタリア人の性器は過去50年前より10%短くなっているという話に、アリエールは、イタリア人は50年間で10%正直度が高まったと言い換えています。
行動経済学とはすべてがすべて合理的な考えを持って行動しているわけでないということに立脚し、損得の感情だけで経済が回っていることもなく、矛盾だらけの人間が織りなす社会の網の目で右往左往しているのであって、個々の相談も色々なアプローチや回答があることがわかります。正解は試験のように一つではないということです。