[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
カラバァッジョが生きていた16世紀のイタリアの政治状況は小国家分裂状態で、治安がそれほど良くなかったのでしょう。カラバァッジョが度々争いを起こし、切ったり切られたりしています。最初の大きな事件はローマで、テニスの試合の諍いから若者を刺し殺しています。一応決闘ということですが、立会人も刀を抜き、大怪我を負っています。ローマから逃げ、特技の絵画で各地の領主やら教会から絵を買ってもらっています。マルタ島まで流れ着き、そこでも絵画のよって騎士団の団員としての資格を与えられます。落ち着けばいいものを、そこでも団員と喧嘩し、刑務所に入れられます。そこを脱出して、ローマに帰る途中何者かに襲われ顔をめったきりにさせられます。そこで怪我の後遺症かもしれませんが、熱を発して40歳で亡くなります。いつも思うのですが、人生の短い人はロケットのブース部分で、一挙にエネルギーを発して巨体を持ち上げますが、長生きする人は日本のヒマワリのように少ない噴射できめ細かく操作していく人でしょう。
「真犯人よりは無実の被疑者の方が自白しやすい」と供述心理学者の浜田寿美男が言っています。頑迷な取り調べで、警察や検察に何を言ったってわかってもらえないだろうと思い、その場から逃れるために自白し、裁判になると賢明な裁判官にはわかってもらえるだろうと考え、安易に自白するそうです。ところが、裁判官も自白主義だから、やってもいない犯罪の罪人になってしまいます。それをひっくり返すのに何十年もかかり、ひっくり返せないで死刑になったりします。昔の捜査のやり方はひどいものでしたから、このようなケースが多かったでしょう。私の知っている地方局のアナウンサーの人ですが、銀行で取り忘れた封筒の中身の現金をとったという濡れ衣を着せられ、無罪獲得のために何年も裁判に関わったという人がいます。この人ははじめからそのようなことはしていないと言っていたのですが警察は窃盗罪を強引に適用します。これを覆すために何年も時間がかかるのです。最もいいのは警察と関わらないことが一番ですが、いつ何時このような災難が起こるかもしれません。やっていないことはこのアナウンサーのようにきっぱりとやっていないというべきです。裁判官が理解してくれるだろうという考えは甘い考えです。
亀井静香は81歳、2017年政界を引退しています。庄原の田舎っぺと自称しながら、兄とともに東大を出ているところを見ると、意識の高い家柄に育ったことがわかります。親が貧乏百姓をしているといっても、先祖は戦国大名に仕えた高級家老であり、尋常小学校を出たら働けという家庭とは違うのです。庄原から広島に出て修道高校に入り、定期券の問題からビラをまいたりして、放校になり、東大生であった兄に頼り、東京の高校に鞍替えします。東大に入り警察官僚になります。顔からして秀才顔ではありませんが、大学から合気道を習い、早稲田でのラクビー部の補欠の、また補欠の森喜朗とは違い、合気道のトップに立っています。しかしながら政界のトップには立ち上がることはできませんでした。やはり総理になるということは品格がとわれるのでしょうか?
九相図では美女が死に腐って白骨になるまでの経過を9枚の絵で示します。新死相、まるで眠っている状態に見えます。張相、腐敗でのガスで膨らんでいく状態。壊相、皮膚が破れ、眼球も零れ落ちている。血塗相、血や膿が出て悪臭が漂う。膿爛相、肉体が溶けだす。青瘀相、皮膚が乾燥しだす。噉相(たんそう)。野犬や鳥に食い散らされる。散相、手足と五臓が散乱する。骨相、白骨がばらばらになった状態。私も若い頃これを見ていればああまでも女性に悶々とすることはなかったでしょう。
「病草紙」では金貸しの女がいいものを食いすぎて太ってしまい、下女二人に抱えられながら市中を歩いている姿が描かれています。中世は飢饉が多く餓死する人が多かったと言われているが、アメリカ人のように飽食する人もいたのだと知ってびっくりしました。眼医者の治療も絵にかいていますが、結果は盲目になったと書かれています。
「針聞書」には、俗に「腹の虫」と言われるように、体調を悪くする「虫」たちを創造力豊かに描いています。へそには「心積」という虫がいて、これが暴れると精神がおかしくなるそうです。この前私はへその中の石みたいなものを取り除いたのですが、精神がおかしくなることはありませんでした。
この人もテレビのワイドショウを賑わせた人です。イギリスの二十歳代の白人の英語教師をレイプして殺した人です。2年と七か月逃げ回っていました。北は青森から南は沖縄の孤島まで足を運んでいます。カネがなくなると大阪方面に行き土方をします。溜まった金で整形をしようとしたところ、そこの医師に通報され、沖縄に行く前に大阪のターミナルで捕まりました。報奨金も1000万円まで吊り上げられ、イギリスという国家の手前、面子をかけて日本警察は市橋を捕まえようとしたのでしょう。というのも、はじめに市橋を取り押さえながら、取り逃がしたと失態があったからです。また被害者がカンボジアの女性であったら報奨金も1000万にはならなかったでしょう。