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閔王妃が日本の浪人たちによって殺された19世紀終わりころのロシア人による朝鮮旅行記です。軍関係者が多いので、朝鮮の道、地形、牛や小禽類の数を細かく記録しています。日本との戦争に備えて食料の補給を考えてのことでしょう。これら旅行記には当時からいかに日本人が朝鮮人に嫌われているかが書かれています。ここ東洋の端でもヨーロッパの政局が波打っていて、イギリスがロシアの朝鮮進出に軍艦を持ち出して歯止めをかけています。朝鮮王朝も清やロシアになびいて、日本からの締め付けから逃れようとし、その先鋒である王妃閔氏が宮中で日本人によって切り殺されたのです。これで決定的に朝鮮人の日本嫌いが確定しました。21世紀になっても両国の関係は悪いままです。我々の短慮さを大いに反省しないといけないでしょう。
明治時代にも西洋人が日本での旅行記を書いていますが、朝鮮との違いは、日本人は決して盗まないということです。反対に朝鮮人は平気で盗むそうです。宿に主人が真夜中ロシア人のパンを食べたり、服のボタンをちぎったりしています。大体この国は貴族の両班からして、労働を忌避し、他人から盗むのは当たり前だという習慣があるらしいのです。だから下々のものもカネを儲けても取られるだけですから、あまり働きません。その分盗みが横行するのでしょう。