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川田稔 昭和陸軍七つの転換点

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川田稔 昭和陸軍七つの転換点


       著者も言っている通り、ユーラシア大陸の果ての孤島に住んでいる日本民族は、ユーラシア大陸での民族の興亡が続いていた海千山千の連中とはずる賢さが足らず、この第二次世界大戦で大負けを食らったということです。日本人は井戸の中の蛙で世界を知ることがなかったということです。最終的に軍に政治を任したことによって破局的になりました。いくら軍人が優秀で各国に留学して学んできたとしても、タレーランやチャーチルやルーズベルトやヒットラーやムッソリーニやスターリンのように平気でうそをつけて、恥じることのない技能はないのです。中國の兵法でも言っています。軍事に頼るのは最低だと。外交こそ、言い含めることこそ最高の方法であると。ところが5.15テロ事件から軍部が政治を掌握し、中国に対して鉄拳制裁がますます横行し、それがアメリカやイギリスまで行って反対に原爆を落とされたことになりました。

「軍は・・・国家当事者の意思に無条件で服従すべく定められており、いささかも軍事自らの政治的意思をもつことを許されない。もし軍が独自の意思をもてばすべての政治的安定は失われるだろう」(トライチュケ)

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