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読書

サスキア・サッセン グローバル・シティ


    サスキア・サッセンは女性の学者です。日本人には名前だけでは男か女かわからないものです。経歴欄にも性を書いていません。サスキアもはじめて聞く名前で、男の子か女の子の名前なのかわかりはしません。オランダ人だそうで、アメリカで博士号をとっています。本文中に、東京の山谷に取材に彼女が行くとき、日本人の研究者から、そこにたむろする男たちは長い間女と接触していないものだから、体を触られたりする危険性があると注意を受けています。そこでこの著者が女性であることがわかったのです。

この本では資料も多く載せられていて、私のような杜撰な頭では理解できません。はっきりいって、おもしろくないのです。学術的には立派なものなのでしょけど、大型本で400ページもある浩瀚本で、その中にグローバル・シティが溶け込んで、意味がさっぱり浮かんでこないのです。

グローバリズムとは国境を越えて資本が流動するということだと思います。するとグローバル・シティとはグローバリズムのカネが自由に行き来するところと思えばいいのでしょうか。そうかといって我々貧乏人はそのカネの流れはあずかり知らずものです。日本は債権国で、世界に、特にアメリカに多く投資しています。私たちの「あずかり知らぬ」ところで日本は大金持になっているのです。大金持ちですが、どうも世界から尊敬されていないようです。韓国や中国の慰安婦運動のバッシングを浴びて、成金で助平オヤジだと思われているのでしょう。ある人によると、韓国や中国の、日本を貶める運動の元凶はアメリカにあり、日本はアメリカを同盟国だと思っているようですが、アメリカは、戦前も戦後も、日本がアメリカに歯向かうことができないように、韓国や中国にけしかけているというのです。おまけに日本が投資したカネをアメリカは徳政令(ドル安)を出して、ふんだくっているということもあるようです。グローバリズムとは金持同士のケンカということで、昔の金言「金持ケンカせず」とはもはや通用しないようです。

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