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アメリカ人の46%が「福音主義もしくは再生派キリスト教徒」ということで、大統領選挙でもこれらの人を無視することは出来ません。レーガン大統領のようにコチコチの聖書原理主義者もいます。ソ連を「悪の帝国」といい、占星術師などをブレーンにいれていたレーガン体制は一歩間違えば、核戦争を引き起こしかねない状態でした。最近ではブッシュ大統領が「悪の枢軸国」と言ったりしています。これら「悪・・・」はヨハネの黙示録にある文言です。
簡単に黙示録を解説すると、キリスト教者だけが助かり、あとはみな地獄の苦しみの中で皆殺しされるということです。この殺戮が起こる前にキリスト教徒は「携挙」といって、天使などに手を引っ張られて天国に行き、この殺戮を天国から鑑賞できるようになるそうです。
なぜアメリカがイスラエルを援助するかというのは、この黙示録によると、かつてローマ帝国から追い払われたユダヤ人の聖地を、再びユダヤ人が回復すると、「最終戦争」が勃発し、最終的にはキリストを見殺ししたユダヤ人もその他の異教徒も「ホロコースト」にあうというのです。アメリカのキリスト教徒はユダヤ人に好意を持っているわけではありません。聖書どおり解釈すると、ユダヤ人がイスラエルの地で失地を回復した後、ハルマゲドンが起こり、キリスト教徒はその前に天使に引っ張られて天国に行き、これらの殺戮を天国で、まるで野球を見るように、高みの見物ができるという教えなのです。このような考え方はドイツのアウシュビッツにも、広島長崎の原爆投下にも反映されています。何とも手前味噌的な考え方です。
『「千年王国運動は陰謀論的思考に陥らざるを得ない。というものも彼らは世界を善と悪、救われる者と地獄に墜ちる者に厳密に二分するからである。悪は耐えざる脅威をうみだす。これを除去するのは、歴史の最終的完成のみである」だが、ブッシュ父子の例に示されるように、誰が悪で誰が善なのか、救済に与えるか地獄に墜ちるのかという問題は、全く見る者次第なのである』
だから我々アジア人はアメリカの敬虔なクリスチャンと思って信頼していたら、あとでとんでもないしっぺ返しを喰らうことだって考えられます。