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貧乏な白人を指す蔑視語があります。「ビルビリー」「レッドネック」「ヒック」「歯抜けの間抜け」・・・。「レッドネック」とは炎天下で働いているので首筋が日焼けしている白人の労働者を指しているのです。「歯抜けの間抜け」は見た通り、教養がなくて飲酒を好み、健康に気遣うことはなく、テレビではスポーツ観戦で大騒ぎすると言ったところでしょうか。でも宗教的にはエリートよりも強いが、グローバリズムについていけず、「錆びついた街」から出ることもできず、仕事がないからますます貧窮になっていくという人々です。エリートには馬鹿にされていますが、前々回の大統領選でトランプを通したのはこれらの連中の票です。かつては中間層を形成していた白人の労働者は、イスパニック系の移民やら、優遇政策から黒人に仕事を取られ、中間層から脱落していきます。そうかといって社会的支援もありません。なんで俺たちが割を食わなければならないのだという不満が溜まっていたのです。それをうまくくんだのがトランプで、クリントンはエリート丸出して信用されなかったということです。
日本も同じようなものですが、一つ違った点があります。政治にほとんど関心がないのです。投票率を見てもわかります。貧乏ではありますが、飢餓するほどではないので、おとなしく我慢しているのでしょう。それで面白いのかと言えば少しも面白くないので、いじめやバッシングが気休めになっているようです。