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読書

セバスティアン・コション マリリン・モンロー最後の年


         私は若い頃洋書のマリリン・モンローの写真集を買いました。今も私の家の中で、段ボール箱の中の一つに紛れ込んでいます。探し出したいとは思いますが、面倒くさいことが先にたって、思うようにはいけません。この本で目次の前にマリリンの言葉を記載しています。

「時々私は思うの――私のそばにいてくれて、本当に話を聞いてくれるのは、私が雇っている人、お金を払っている人たちだけなんだって。それが悲しい。どうして私は友達に取り囲まれたことがないの――私に何も期待しないような友達に?」

マリリンもモンテーニュでも読んで、医者など信用しなければ、もっと楽しい生活がおくられたのではないかと思われます。とりわけ未完成で何ら根拠もない精神分析医の話を聞いてはますます混乱するでしょう。これら藪医者がマリリンに睡眠導入剤を与え、その過剰摂取で誤って死んだという説もあります。

カネを儲ける人物には、まるで蚊のように血をそそる人間たちが群がります。ボクシングではマイク・タイソンなど、ファイトマネーが何十億円もありながら、引退した時は借金が残っていたということです。マリリンは死んだとき通帳には7000ドルしか残っていませんでした。贅沢もしたかもしれませんが、マリリンが言っているように、マリリンが稼いだ金はこれら雇われている人がもっていったということになります。世の中には他人を食い物にする人間がいかに多いのかがわかります。

マッサージ師のラルフ・ロバーツは一回10ドルでマリリンの裸の肉体を揉んでいます。一応裸のマリリンにタオルをかけ、その上から揉むということですが、ラルフに揉まれるとすぐ眠たくなるので、彼女の寝室のベッドで揉むようになります。寝室では二人きりですから、男ならこのような美女の裸の前で自制がきくかどうか疑わしいものであります。それも無防備に眠っているのですから、あらぬところに指を突っ込んだりして、・・・こう想像すると、いやいや彼自身のものを挿入したりして、これもマッサージだと称して、おまけに10ドルをもらい、段々腹が立ってきます。

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