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読書

野平俊水 韓国の中のトンデモ日本人


     韓国ドラマで、日本の男は悪者しかいません。それも下手な日本語でしゃべっています。日本の女はそんなに悪く描かれてはいません。それは韓国の高校国定教科書に、皮千得が書いたエッセーが載っていて、東京に留学した時、下宿屋で知り合った「ミウラアサコ」との初恋のことが書かれています。韓国では教科書は一種類しかないのですから、高校へ行った人は全てこの随筆を読んでいることになります。だから韓国の男たちは日本人女の「アサコ」に憧れみたいなものをもっているようです。韓国人の男たちは、日本人男の韓国でのキーセン買春ツアーの反動から、日本人女たちが、韓国男の賢さと力強さに引かれ、すすんで抱かれたく思っているのだという考えを持っているようです。また日本のAVビデオの影響から日本人女は好色で、すぐセックスさしてくれるのだという風評もたっています。この風評は遠く朝鮮通信使からもあることで、1636年、通信使の副使の金世濂は著書「海槎録」に「(日本の)婦女子はさっぱりしていて、純情で、賢く、顔つきも明るくこざっぱりとしているが、性癖はきわめて淫乱である」と書いています。総じて韓国は日本人女性には友好的ですが、日本人男性はヘビやサソリのように毛嫌いされています。日本人男性はドラマでは最終的にこっぴどく殴られて、殺されるか、土下座叩頭して許しを請うといった情けない状況になります。日本人は朝鮮人を「チョン」という侮蔑語くらいしか持っていませんが、侮蔑大国韓国では、日本人のことを「チョッパリ(豚の足)」、「倭奴(ウェノム)」、「中村」、「島夷(ドイ)」等々あります。「倭奴(ウェノム)」とはチビ野郎ということです。「中村」とは植民地時代朝鮮には中村という警官が多くいて威張りちらしていたということで、嫌われ者の代表です。「島夷(ドイ)」とは島の野蛮人ということです。お互いこのような言葉は使わないで仲良くしていきたいものです。この本の著者も最後にこう言っています。

「ドラマと現実を混同し、ドラマに日韓友好の見果てぬ夢を託してはならない。いざ日韓間の厳しい現実にぶつかったとき、日本人であれ、韓国人であれ、互いに失望と背信を感じるだけだからだ。ドラマで見たくないものを、目をそらさずに見ることこそが真の日韓友好によりちかくなるのだ」

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